――9年目はどんな年にしたいですか?

SWAY:ありがたいことに8月から10月までツアーができます。毎年勝負と言えるありがたい環境に身を置かせてもらっていますが、ずっとマイクは持ち続けられる一方、ビジネスとして音楽活動を行っている以上、フレッシュさが問われてくると思います。毎年チャンス、と言っていますが、プレッシャーも感じます。『LOST+FOUND』も7月20日から完全盤が出て、世の中の方にどう認められるか、どう評価されるか気になります。ツアーも、今までの8年間とはガラッとスタイルを変えたい気持ちもあります。DOBERMAN INFINITYの今後を占う上で大きな1、2年になると思います。「レベルアップしたね」と言われるよう、ライブをしっかり自分たちで組み立てていきたい。違うDOBERMAN INFINITYを見せる、というのは僕らの9年目の課題ですね。

――SWAYさんから「課題」という言葉が出ましたが、ほかに感じている課題はございますでしょうか?

KAZUKI:いっぱいありますね。もっとたくさんの人に聞いてもらえるようにならないといけないというのはデカいですね。世間に与える影響力という点で考えると全然足りてないと思います。自分たちが書いた曲をより多くの人に聞いてほしいです。もっともっと大勢の人に届けに行きたいので、ツアーももっとやりたいです。

――8月5日から始まる全国ツアー「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2022“LOST+FOUND”」への意気込みもお願いします。

P-CHO:今年はフルキャパでライブができます。今まで見てきた景色が戻ってくることを期待しています。とはいえ声が出せないという制限はまだあります。今回のツアーは『LOST+FOUND』の全24曲をやろうという意気込みです。ツアーを通してアルバムタイトルの意味をファンの皆さんに伝え、失いかけていた感情や忘れていた熱意を呼び起こさせる熱いライブにしたいです。皆さんにも僕らの思いをぜひ感じてほしいです。

■DOBERMAN INFINITY
KUBO-C、GS、P-CHO、SWAY、KAZUKIからなる5人組ヒップホップグループ。2014年6月に結成し、同年11月に『#PRLG』(プロローグ)でメジャーデビュー。HIP-HOPを軸にあらゆるジャンルをクロスオーバーさせた楽曲をDOBERMAN INFINITY流に落とし込む「ALL ROUND HIP-HOP」という我流スタイルで活動している。