YouTube、TikTokという新たなツールを用いるようになって、音楽に関して新たな気づきもあったという。
「昔のCMソングの作り方とは違うなと。私はアルバムをたくさん聴いていただくという時代にデビューさせていただきましたが、今はサビの部分だけ作って、バズったらその前後を作っていくという、そのような若者の作り方は見習わないといけないし、それを得意になっていかないと生き残っていけないと感じています」
今後は、TikTokで学んだ今の時代ならではの曲の作り方で、新曲制作にチャレンジしていきたいと考えている。
「TikTokさんらしい曲の作り方をしてバズっていく、そこから新曲を生み出していくというのが私の目標です。『ロマンスの神様』をきっかけに私のことを知ってくださった皆さまにも刺さるような楽曲を生み出せたら」と力を籠め、「音楽の先生というか、新人アーティストでもいいかな(笑)。あの人貫禄あるけど新人っていう、そういう音楽家になっていきたいと思います」
柔軟な発想とフットワークの軽さで、若い世代の心もつかんだ広瀬。動画から伝わる明るいキャラクターも人気の秘訣だろう。時代にあわせて進化していく広瀬の今後の挑戦からも目が離せない。
■広瀬香美
福岡県太宰府出身。5歳より音楽の英才教育を受け作曲家を志す。福岡女学院中学校・高等学校(音楽科)、国立音楽大学音楽学部作曲学科卒業後に渡米。LAにて、マイケル・ジャクソンのヴォイス トレーナーであるセス・リッグス氏に師事。 滞在中に制作した自作のデモ音源がレコード会社の耳に留まり、1992年にビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)よりデビュー。「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」などのヒット曲を生み出し「冬の女王」と呼ばれる。2020年にYouTubeの“歌ってみた”動画が人気となり再ブレイク、2022年にはTikTokクリエイター・タイガの振り付けが「ロマンスの神様」の“踊ってみた”動画を投稿したことをきっかけに同楽曲の人気が再燃。同楽曲が「TikTok2022上半期トレンド」の大賞に輝いた。
福岡県太宰府出身。5歳より音楽の英才教育を受け作曲家を志す。福岡女学院中学校・高等学校(音楽科)、国立音楽大学音楽学部作曲学科卒業後に渡米。LAにて、マイケル・ジャクソンのヴォイス トレーナーであるセス・リッグス氏に師事。 滞在中に制作した自作のデモ音源がレコード会社の耳に留まり、1992年にビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)よりデビュー。「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」などのヒット曲を生み出し「冬の女王」と呼ばれる。2020年にYouTubeの“歌ってみた”動画が人気となり再ブレイク、2022年にはTikTokクリエイター・タイガの振り付けが「ロマンスの神様」の“踊ってみた”動画を投稿したことをきっかけに同楽曲の人気が再燃。同楽曲が「TikTok2022上半期トレンド」の大賞に輝いた。