「ロマンスの神様」は1993年にリリースされた楽曲で、スキー用品店「アルペン」のCMソングとして起用され、ミリオンセラーを記録した。

広瀬は「まだ無名で、デビューして2年目の頃だったのでよくわからないまま、CMで流れんだというところから作り始めて、CMに乗っかってバーンと!」と当時を振り返る。

そして、「『ロマンスの神様』のメロディー自体は、5歳の頃から作曲家になりたくてずっと曲は作って面白いメロディーをたくさん貯めていて、パーツパーツをつなぎあわせて作りました。歌詞に関しては、CMソングなのでハッピーソングでお願いしますというご依頼もあって。(CMが)スキーショップやスキー場で恋が芽生えるようなストーリーだと聞き、ぜひたくさんの恋が芽生えるようにと思いながら作ったので、私がロマンスの神様みたいになりました(笑)」と曲に込めた思いを説明した。

「ロマンスの神様」はブレイクのきっかけになった曲であり、再ブレイクも呼び込んでくれた曲に。

広瀬にとってどんな曲になっているか尋ねると「もう私の人生ですね」と表現。「こうなってくると、私は『ロマンスの神様』を生み出すために生まれてきて、これを歌い続けるために生きていると言っても過言ではないなと。大切な人生なので、一生大事に歌っていこうと思っています」と愛おしそうに話し、「20年後またヒットして、世界的TikTok大賞みたいな、それを狙っています(笑)」と冗談交じりに野望を口にした。

1992年にデビューしてから30周年という節目に人気が再燃。今年は徹底的に「ロマンスの神様」をフィーチャーしていくつもりだという。

「30周年という節目の年に『ロマンスの神様』がまた皆様に歌っていただけるようになって本当にありがたいなと思っていますので、また冬にコンサートがやってきますが、もう最初と中盤と最後と、3回ぐらい歌ってもいいくらいの年かなと(笑)。『ロマンスの神様コンサート』というタイトルでいいんじゃないのって言っているくらいフィーチャーしていきたいと思っています」