ラストは、今回の番組のためにKinKi Kidsと吉田拓郎が共作した「Sayonara あいしてる」を披露。作詞を手がけた拓郎は、最後の3ショットトークで、「『LOVE LOVE あいしてる』という番組を始めた頃を思い出して、それから僕らがどういう時間を過ごしたのかを思い出して、光一くんと剛くんがどんな時間を過ごしたんだろうというのを考えた」と話し始め、歌詞に込めた思いを語る。
そして、拓郎は「最後に言いたい」と光一、剛へメッセージを贈る。KinKiの2人は「ありがとうございます」(剛)、「最高の言葉を頂きました」(光一)と、しっかりその思いを受け取り、熱い握手を交わした。
番組開始当初は、「海の物とも山の物ともお互いに何も面識もなく、年齢差もすごくあった僕らが集められた」という感覚だったと明かす拓郎。今回の収録では、このように拓郎からKinKi Kidsへの思いがあふれ出る場面が、随所にあった。
■涙の篠原、思いにふけるような拓郎
こうして迎えた、一夜限りの「Sayonara あいしてる」ライブステージ。拓郎の思いがこもった歌詞に、コーラスの篠原はこれまでの思い出を重ねたのか、歌いながら涙が止まらない。
歌唱が終わるとスタジオ全員の拍手は、なかなか鳴り止まない。武部聡志のキーボードによる「全部だきしめて」のBGMが流れる中、KinKi Kidsの2人から花束を受け取った拓郎は時折下を向いて思いにふけるような姿も見られたが、番組開始から26年の集大成、みんなが笑顔の『LOVE LOVE あいしてる』らしい明るい“卒業”となった。
様々なゲストを迎え、「LOVE LOVEなもの」を紹介してきた番組だが、最後の収録は、KinKi Kids、吉田拓郎、篠原ともえらが『LOVE LOVE あいしてる』をいかに“あいしてる”かが伝わってくる空間だった。ぜひ多くの視聴者に、その思いをOAで共有してほしい。