また、本作から「過去に生きるのではなくて今と未来に目を向けていく大切さ」を学んだという。「後悔していることはたくさんありますが、その失敗から学んで今の自分がいるので、人間失敗していいんだと。失敗した結果、また新しいものを受け入れて、いい人生だったなって思えたらいいんじゃないかなって。哲学的なテーマを持ち帰りました」としみじみ。
そんな鈴木の原動力は「人の心に長く残るものを作りたい」との思い。「それはすごく難しいことで、うまくいった作品でも、もっとこうできたはずって、きりがない。自分が未熟だし失敗もたくさんするからこそ、情熱をもって飽きずにいられているのだと思います」と自己分析した。
アンディにとってのバズのような、鈴木にとって子供の頃のヒーローは? との問いには、迷わず「『シティーハンター』の冴羽リョウ(リョウはけものへんに尞が正式表記)」と回答。「いまだに僕はその人だと思って生きています(笑)」と明かす。
好きなところについては「おそらく僕は、クールで仕事ができる人よりは、普段はおちゃらけているけどやるときはやるタイプが好きなんだと思います」と説明。「僕もそんなにクールなタイプではないのでちょっと似ているかもしれないですね。そうありたいなとは思っています」と話した。
また、「髪の毛を伸ばすと無意識に寄っていくんです。自分の中で、かっこいいってこうだというのがあるので、あまり近づかないようにしているんですけど、結局そういう髪型が好きなんだなと。あとジャケットを着ると腕まくりをしているんです(笑)」と、さまざまな影響を受けているようだ。