――吉本さんとコラボするというのは、関西出身の酒井さんと小田井さんにとっては喜びもひとしおなのでは?
酒井:そうなんですよ。6人組時代に、なんばグランド花月で吉本新喜劇の舞台にゲストとして立たせていただいたこともあって。今回の会場よみうりホールも、4人になる前にコンサートをしていた場所で、ここが大目標という時代もあったので、久しぶりに立ちますが、その時の緊張感も混ざると思います。
小田井:僕は小学校のときから土曜日は新喜劇を見るという生活をしていて、岡八朗さんが大好きでした。大阪に行くと吉本の芸人さんにはたまに遭遇することがあって、僕の中では身近な芸能界が吉本興業さん。一緒に立てると思って生きてきてないので、すごいことになるなと思っています。しかも河本さんなんてアドリブコントの天才じゃないですか。アドリブであんなんやられたら無理やから、なるべく後ろ向いておこうかなと(笑)
――河本さんは純烈さんのマネージャー役ですよね。
小田井:何をされるのかと、心を揺さぶられるのが怖いです。
――いろいろ鍛えられそうですね。
小田井:いっそのこと、「パチパチパンチ」「ポコポコヘッド」(島木譲二さんのギャグ)みたいな武器を持たせてくれたほうが助かる。
酒井:しまったしまった
小田井:島倉千代子!
白川:“しまったしまった島倉千代子”さんはわかる。
小田井:チューイングボーン!
白川:それはわからない。
酒井:ウソやろ!? YouTube見ておいて!
――白川さんと後上さんは吉本さんとの共演に関してどう感じていますか?
白川:何が飛んでくるのかわからないなと。稽古でお笑いのノウハウを教えてもらえればなと思いますが、本番になるとまた違くなってくると思うので、自分たちらしく楽しみつつ舞台に臨みたいと思います。
後上:吉本さんはテレビの中というか、一緒に何かをやらせていただくというより見るものというイメージがあったので、稽古も本番も「見たことある!」っていうお客さん的な自分になりそうだなと。皆さん歌めちゃくちゃうまいじゃないですか。僕、トレンディの斎藤さんの堂本剛さんやGACKTさんがすごく好きで。一番いい特等席で見られる楽しみはめちゃくちゃあります。
小田井:ある意味、一番余裕ありますよね。客観的に見ようとしている。そんな余裕、僕ないですわ。
――稽古で芸人さんとこんなことしたいという希望はありますか?
白川:芸人さんと飲みに行きたいです。飲みの席はどうなるんだろうなと興味があって。
酒井:仲良くなりたいよね。
後上:僕は一緒に何かするのではなく、例えば、台本を読んでいたり、考えていらっしゃる表情をこっそり見てみたい。普段見られないところが見られるのがすごく楽しみです。台本に書き込んでいるのが見えたときにはすごく感動すると思います。
小田井:でも、芸人さんの稽古ってたぶん本気出さないですよね。本番全然違うことになるんだろうなと。だから僕も稽古は本気出さないです(笑)
酒井:小田井さんは家の中で本気なんでね。LiLiCoさんが相手なので。仕事のときはリラックスさせてあげたいなと。
小田井:家のほうが戦場なんで。コラッ!(笑)