• 村井(宮世琉弥)と田中彩乃(高橋ひかる)のバックハグシーン

原作のある作品というプレッシャーもあったという。「漫画原作でここまで中心にいる役を演じたことがなかったので、すごく緊張していましたし、プレッシャーを感じていました。原作がとても面白くて、面白さが上にいくだけプレッシャーも上がりました」。

だが、プレッシャーで縮こまることなく堂々と演技。「振り切るように、躊躇なく自分がやろうと思ったことを出すようにしています」。高橋と「お互い頑張ろう」と励まし合ったり、現場の人から「似合っている」と声をかけてもらったことも力になり、「自信を持って演じることができています」と胸を張った。

原作モノならではのやりがいも実感。「僕が演じていた作品はオリジナル系が多かったので、原作のキャラクターになりきるというのは新鮮で楽しいです。どういう癖があるのか探しながら漫画を読んでいくのがすごく楽しかったですし、漫画通り忠実に演じたいと思い、村井くんの仕草や考え方など、監督やプロデューサーと話し合って演じています」。

金髪姿も話題だが、宮世も「初めて金髪にしましたが、似合ってますね(笑)」と自画自賛し、「前髪を全部下ろした役も珍しくて、撮影していて前髪あるなって思います(笑)」とも。さらに、「春夏秋冬は目にカラコンを入れて紫にしていて、衣装は忍者の衣装で面白いですし、ウィッグをつけてロン毛に。村井くんと春夏秋冬のビジュアルの違いも楽しんでもらいたいです」と語った。

田中先生に相手にされなくてもアタックし続ける村井。「基本的にフラれるシーンがほぼなんですけど、村井くんに入っているので傷つきますね(笑)。切ない表情はつきものになっています」と、宮世も村井として傷つきながら奮闘している。

そして、「これまで演じた役、全部振られているんです。最初から付き合っている設定の作品はありますが、アタックして成功するというのはなくて、果たして今回、『村井の恋』は報われるのか注目してほしいです」と語った。