◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ32~38)

Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

設定方法はこちらに準じる。QualityはHigh、Ray Tracing Shadowsは無効化している。

  • グラフ32

  • グラフ33

  • グラフ34

  • グラフ35

  • グラフ36

  • グラフ37

  • グラフ38

結果(グラフ32~34)を見ると、やはりRay Tracingを無効化すると結構性能が上がる傾向が復活する...のだが、Radeon RX 6650 XTは今一つと言うのは、Infinity Cacheが飽和気味のせいなのかもしれない。一応結果で言えば

Radeon RX 6650 XT < GeForce RTX 3060 Ti < Radeon RX 6700 XT < GeForce RTX 3070 ≦ Radeon RX 6750 XT

という感じで、Radeon系の性能の高さが復活する格好だ。もっともその一番低いRadeon RX 6650 XTですら2Kで170fps、4Kですら67.1fpsを確保しているから、十分Playableではあるのだが。というか本来の競合がGeForce RTX 3060であることを考えれば十分な性能だろう。

フレームレート変動(グラフ35~38)を見ると、やはりRadeon RX 6650 XTはGeForce RTX 3060 Tiに比べると若干の性能差があるが、それで困るか? と言われると3Kまではまぁほぼ困らない程度。流石に4Kは厳しいと思うが、本来2K向けのGPUである事を考えれば十分だろう。またRadeon RX 6750 XTは、4Kでこそ明確にGeForce RTX 3070に差を付けられているが、3Kはほぼ同等、2K/2.5Kでは明らかに上回っているあたり、AMDの謳い文句に嘘は無いとして良いと思う。

◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ39~45)

Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

設定方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。QualityはHighとした。

  • グラフ39

  • グラフ40

  • グラフ41

  • グラフ42

  • グラフ43

  • グラフ44

  • グラフ45

結果(グラフ39~41)を見ると、Ray Tracingはサポートしていないゲームながら、今一つRadeon系の性能が奮わない。結果としては

Radeon RX 6650 XT < GeForce RTX 3060 Ti < Radeon RX 6700 XT < Radeon RX 6750 XT < GeForce RTX 3070

という関係が2K~4Kの全てで維持されている格好だ。とは言え絶対性能としては一番低いRadeon RX 6650 XTでも2Kで160fps、2.5Kで103fpsだから十分といえば十分である。またRadeon RX 6750 XTも、GeForce RTX 3070にはやや及ばないまでもRadeon RX 6700 XTは明確に上回る性能を維持している。

ただフレームレート変動(グラフ42~45)を見ると、Radeon RX 6650 XTはともかく、Radeon RX 6750 XTの方は2K/2.5K共にGeForce RTX 3070と結構グラフが絡んでおり、同等とは言わないまでも大きな性能差を感じられるか? と言えば結構微妙なところではないかと思う。明確に性能差があるのは3K/4Kであるが、ただその4KですらRadeon RX 6750 XTの最小フレームレートは58fps強と結構な性能を維持できており、性能的には悪くないと判断できる。

◆Watch Dogs:Legion(グラフ46~52)

Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/

ベンチマーク方法はこちらの"Watch Dogs:Legion"に準ずる。ちなみに設定は

Quality:High
RT Reflection:Off

とした。

  • グラフ46

  • グラフ47

  • グラフ48

  • グラフ49

  • グラフ50

  • グラフ51

  • グラフ52

結果(グラフ46~48)を見ると、こちらはRadeon系列が非常に高い性能を出している。なにしろ2Kのみで言えば

GeForce RTX 3060 Ti < Radeon RX 6700 XT ≦ Radeon RX 6650 XT ≦ GeForce RTX 3070 < Radeon RX 6750 XT

という、「どうしてこうなった?」と言わんばかりの結果になっているからだ。ただやはりRadeon RX 6650 XTはInfinity Cacheの容量不足のためか、2.5K以降では急速に性能を落としている。とはいえRadeon RX 6750 XTは2.5KまではGeForce RTX 3070を圧倒しているから、2.5K向けGPUとしては十分な性能として良いかと思う。

フレームレート変動(グラフ49~52)でもこれは確認できる。2KではRadeon RX 6750 XTが飛びぬけており、その下で残り4製品が競っている格好だが、Radeon RX 6650 XTとGeForce RTX 3070が絡み合いながらほぼ同等、というのはなかなか不思議である。2.5Kになると一気にRadeon RX 6650 XTは性能を落とすが、それでも最小フレームレートは52.8fps(恐らく70秒ちょい前の下向きピーク時)。殆どのケースで80fpsを維持しているから、これは十分Playableだし、Radeon RX 6750 XTも明確に他に差をつけてトップである。

Ray Tracingが無ければ、Radeonシリーズは十分GeForce RTXと互角に戦えるという証明になっているような結果であった。