■喋り出したら止まらなくなっちゃって(笑)
――柏木さんは今回、本人役でのドラマ出演でしたが、難しさはありませんでしたか?
“AKB48の柏木由紀”としてドラマに出演させていただくのは不思議な感じがしましたが、ハロプロファンという部分をそのまま出していいということだったので、気負いすぎず撮影に臨むことができました。楽しかったです。
――今作の企画・プロデュースを手掛けた北野篤さんは「柏木さんのアドリブも含めた、リアルな語りも見どころです。本当のファンの人って、好きなものについて語るときに早口になると思うんですけど、dTV版ではそんな柏木さんが見られる(笑)」とおっしゃっていました(笑)。
そうなんです(笑)。語りの部分は台本もなしで「何分間か好きなように喋ってください」という感じで、最初は「アドリブで何分間も無理ですよ!」なんて言っていたのに、いざ喋り出したら止まらなくなっちゃって(笑)。
■「人間関係No way way」や「桃色片想い」が力に
――アドリブで喋るのが止まらなくなる柏木さんも見どころですね(笑)。ドラマでは、毎週異なるハロプロメンバーが各回のストーリーに即した楽曲でパフォーマンスを披露し、観る人にエールを送りますが、柏木さんがエールをもらっているハロプロの曲はありますか?
ドラマのなかでパフォーマンスしていただいた曲も響きましたし、すごくたくさんあって、迷うのですが……自分が大人になってから良さが分かったのは、モーニング娘。さんの「I WISH」です。
『真夜中にハロー!』のエンディング曲でもあるのですが、ストレートに「頑張れ」という応援ソングではなくて、「晴れの日もあるから そのうち雨も降る」という歌詞があったり、あんまり無理せず、背中を押してくれるような曲で、小学生の頃はあまりよく分かっていなかった歌詞の意味が大人になって分かるようになって、より好きになりました。
――どんな時に聴くことが多いですか?
「I WISH」に限らず、ハロプロの曲は、ちょっと気持ちが落ち込んでいる時や元気が出ない時に聴きたくなることが多いです。私はお風呂で音楽を聴くと決めていて、1日が終わって疲れたときに、モーニング娘。さんの「人間関係No way way」みたいにダイレクトに応援してくれる曲に励まされたり、応援ソングではないのですが、松浦亜弥さんの「桃色片想い」を聴いていると、「何に悩んでたんだろう?」と思えて、すごく元気をもらえます。