――撮影初日は、なかなか大変な現場だったと聞いています。
ディーン:いやあ、もう苦しかったですよ(笑)。ネタバレになっちゃうから詳しく言えないんですけど、消火器を使った芝居があって、普通そういうときって消火器の中を空にしてるものなんですけど、普通に入ってたんですよ。
ユースケ:本物の消火器だった(笑)
ディーン:そうなんです。それを使って本番をやったら、ブシャー!ってぶちまけちゃって、その復旧で時間がかかりました。
――第1話ではロボットとのお芝居がありますが、なかなかない経験ですよね。
ディーン:ロボットも機能としてはいろんなことができると思うんですけど、芝居をするって難しいじゃないですか。人間とのやり取りのタイミングもインタラクションにやるのはなかなかうまくいかないんで。もともと羽住(英一郎)監督の現場はすごく撮影が速くて、必ず巻いて(=予定時間より早く)終わるからって皆さんに言われてたんですけど、いろいろあったので初日から5時間押しましたからね。ドン引きですよ!(笑)
ユースケ:僕はそのシーンの前までいたんですよ。すごい巻いて、「おつかれさま! 残りのシーン、頑張ってね」みたいな感じで帰ったら、次の日「5時間押しましたよ」って言われて(笑)
ディーン:ゆきのちゃんにパンチもらったのもあの日でしたね。
――濃いクランクインでしたね。岸井さんはいかがでしたか?
岸井:ロボットに取り調べしたんですけど、ロボットにも演出して「このときはこういう目にしてほしい」みたいなことをやったりするんです。でも、それをやるのはもう一度プログラミングし直さないといけないんですよ。
ユースケ:あの日も押したなあ(笑)
岸井:あの日、予定してたシーンが撮れなかったんですよね。
ユースケ:俺のシーンを撮りこぼしまして。ちょっとしたシーンで、また埼玉行かなきゃいけないんだから!
岸井:まだ撮ってないんですね(笑)
ディーン:行けんのか? 埼玉!!
ユースケ:行くからね!埼玉。待っててよ!!