きょう23日にSeason1がスタートする日本テレビ×Hulu共同製作ドラマ『パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~/Season2:Hulu 6月スタート)。ディーン・フジオカ演じる小比類巻祐一が室長を務める「科学犯罪対策室」が、最新科学によって生み出される様々な怪事件に挑むストーリーで、岸井ゆきのが科学犯罪対策室のアドバイザーとして捜査に加わる天才科学者・最上友紀子、ユースケ・サンタマリアが科学には疎いが元捜査一課で現場経験の長い叩き上げの刑事・長谷部勉を演じる。

そんな3人に直撃すると、ユースケがムードメーカーとなっている撮影現場でのチームワークが伝わってきた――。

  • (左から)ユースケ・サンタマリア、ディーン・フジオカ、岸井ゆきの

    (左から)ユースケ・サンタマリア、ディーン・フジオカ、岸井ゆきの

■「ディーン君のボディーはハンパじゃない」

――記者会見でもチームの良い雰囲気が伝わってきましたが、撮影初日に、岸井さんの左フックがディーンさんの右ボディーに決まったというエピソードを伺いました。

岸井:私、ボクシングをやっていて、ディーンさんに「マススパ(ーリング)とかやるの?」と聞かれたので、「ジムでやりますよ」って言ったら「やろうよ!」って。

ディーン:違う違う。「全然やりますよっ!」って(笑)

岸井:久しぶりの共演だったので、ついうれしくて。

ユースケ:ついつい本気でぶん殴ってしまったんですね。

ディーン:ボディーが効きましたね。

ユースケ:ただディーン君のボディーはハンパじゃないんで、ダメージはなかったです。

ディーン:はい、傷害事件にはならなかったです。

  • (C)NTV

■「ユースケさん現場入りました!」にひと安心!?

――ドラマの記者会見ではユースケさんが要所要所で盛り上げていましたが、やはり現場でもムードメーカー的な感じなのですか?

ユースケ:僕は好きでやってるんですけど、今回はたまたま役どころもそういう感じだしね。でも、2人がそれに乗っかってくれなかったり、迷惑そうだったらやめようっていうスタンスなんですよ。俺なりに空気読んで、なんとなく2人は嫌がってないなというか、楽しんでくれてるかもなと思って今やってるんだけど、万が一「本当はしんどい…」ってなったら、プロデューサーに言っといて。

ディーン:間接的に(笑)

ユースケ:実は俺、どの現場もこういう感じじゃないんですよ。共演者とかスタッフによるんですよ。

ディーン:僕もそうかも。今回はかなり珍しいと思いながらも、ユースケさんに乗ってますね。

ユースケ:だから、ディーン君はどんどん行けるなと思って。でも、2人はセリフが大変だから、集中して覚えてるんじゃないかな? っていうときには、もちろん行かないですよ。それ以外のときは、まあついつい話しかけちゃうんだけど。

ディーン:こっちとしては、毎日ユースケさんが現場に来てくれるだけでうれしいですよ。「今日もしかしたら来ないんじゃないかな」「ユースケさん降板するのかな」みたいなスリリングな毎日を送ってますね(笑)

ユースケ:それ、主役としてストレスじゃない(笑)

岸井:(笑)

ディーン:いやいや。でも、「ユースケさん現場入りました!」ってなるじゃないですか。それを聞くとホッとするんですよ。今日も一日仕事ができるって(笑)

  • (C)NTV

――そんなに現場に来るかどうか信用されてないんですか(笑)

岸井:ユースケさんはいつも何でもないようなことを言ってる感じのテンションですっごく面白いことを言ってるので、私は1人でヒザついて笑ってたりするんですけど、なかなか一緒に笑い合うっていう感じじゃないんですよね。

ユースケ:ゆきのちゃんが一方的に笑ってるんです。ディーン君も最初笑うんだけど、ゆきのちゃんがあんまり笑ってるから、引く(笑)。1人で勝手に泣きながら笑ってて、現場で「大丈夫ですか?」みたいな変な空気になって。でも、本番では絶対笑わない。それはプライドがあるんですよね。「役でやるときは笑いませんよ」っていうね。でも、それ以外のところは笑い過ぎなくらい笑ってる(笑)

岸井:予想外のことばっかり言ってくるので、本当に面白くて(笑)

ユースケ:やっぱり今回はいつもの連ドラより長いし、特に3人で一緒にいるのが多いから、どこか力を抜きながらやらないともたないですからね。

ディーン:(取材場所に掲示されている日本テレビの社訓を見て)「創意工夫」で頑張ってます。