■平井は「優しさがある」浦井は「読解力・適応力がすごい」
――相方が平井さん、浦井さんでよかったなと感じていることも教えてください。
平井:僕たちはネタ合わせで大揉めすることがなくて、やってみて、あ~この感じで、というのが多い。(浦井は)めちゃくちゃ読解力、汲み取る力があって、それを演技としてアウトプットする力がめちゃくちゃすごいのだと思います。
浦井:それは平井の優しさですよ。「僕が書いたネタをなんでこんな感じにしかできないんだ」って、ネタを書いている人が強く言うコンビもあると思いますけど、それが全くない。優しさがあるなと思います。
平井:俺が書いているんだぞっていうのは言ったことないですね(笑)。でも、ほんまに瞬発力、適応力はすごい。僕はあわあわしちゃいますが、動じないのですごいなと思います。
――平井さんが変わった役をやることが多いですが、実は浦井さんの役も変わっているという、そういうネタの印象が強いです。ネタはどういう風に生み出しているのでしょうか?
平井:面白純度100%で行くのであれば、2人がかりでいかないと勝負できないなと。僕だけ変なキャラクターをやったとしても勝てないと思ったので、パッと見まともそうだけど実は変という(笑)。そのほうが爆発力があると思いますし、僕らができる一番面白いネタってそういうネタなのかなと思っています。
――平井さんのヤバさを掘り下げるライブ「YABA for all All for YABA~平井のヤバさが春を呼ぶ~」も開催されていますが、浦井さんも実はヤバいと言われていますよね(笑)
平井:ライブにもなっちゃっていますけど、僕はやばくないです(笑)
浦井:僕は、まともそうで変っていうのは地に近いです。人に言われて気づいたんですけど。だからネタでも見やすいのかなとは思います(笑)
――3月20日に東京・ヨシモト∞ホール、3月24日に大阪・ナレッジシアターにて、単独ライブ「男性ブランコのコントライブ『変身ウミウシ』」が開催されます。
浦井:初めて東阪2都市で単独をやらせていただきます。どちらも配信もありますので、ぜひ見ていただけたらと思います。
平井:よろしくお願いします!
浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)によるお笑いコンビ。2011年結成。大学時代に演劇サークルで出会い、2010年、大学卒業後に2人そろってNSCに入学。『キングオブコント2021』で、ザ・マミィと同率で準優勝し、一気に注目を集める。