――荒川さんはみちょぱさんに憧れているとのことですが、影響を受けて自身のギャルキャラに取り入れていることはありますか?

荒川:ギャルのなかでも正反対のタイプで、取り入れていることは全くないです。私、1年間ぐらい『ジロジロ有吉』(TBS系)という番組に出させてもらっていて、そこでやっている「みちょぱ化計画」という企画が今、4段目ぐらいです。ほんまに痩せました! ダイエット一つ一つのスパンが短すぎて大変でした。たまたま別の局で『ジロジロ有吉』のプロデューサーさんに会ったとき、私、お弁当を2個持っていて「こら~!!」って怒られました(笑)。

――大変ですね(笑)。

荒川:7回くらい出演しているんですけど、私とみちょぱさんの2ショットを有吉さんに撮ってもらうという状況が、意味わからんくらいうれしくて「どんな世界線!?」って驚きました。みちょぱさんって、ボケ待ちの間とかトークの掛け合いとか上手い。やっぱり芸能界の最前線で活躍している人は違いますね。

――はるさんは現在、荒川さんへのツッコミの役割が目立ちますが、心がけていることは?

はる:「抑えてるの? 控え目なの?」って言われるんですけど、私自身、そんなつもりは全然ないです。荒川がギャルやっている横で、邪魔せんような顔だけは意識します(笑)。

――荒川さんから見たはるさんの魅力は?

荒川:圧倒的に奇人なところ(笑)。私がネタを考えているんですけど、いろんな抑揚で相槌をしてくれるんです。いろんなハーモニーで相槌を打ってくれるから、一緒にネタ考えてくれている気になります(笑)。あとは、たまに垣間見える想像を超えるキモさが面白いです。好きなように生きてほしいです。

――今後エルフとしてどうなっていきたいですか?

はる:賞レースで言うと(女性芸人No.1を決める)『THE W』は獲りたいです。世間的に私はまだ「ギャルの横にいるやつ」という感じだと思うので、いろんな方に私を知って頂いて「エルフはこうです」と示したいです。

荒川:私はWでもピンでも、漫才もコントも頑張りたいです。ギャルとお笑いが交わる……シャネルの真ん中の部分を絶対見つけたいです。両方がやんわり雑魚なコンビってなかなかいないと思います。いい意味で言えば親しみやすい、悪い意味で言えば雑魚2人(笑)。全てさらけだして「泥臭く何でもやります!」というスタンスで活動していきたいです。

――何でも、と言うと無人島企画に駆り出されたりするかもしれませんが。

荒川:はるはそういうのめっちゃ得意です。

はる:ほんまに全力でやらせていただきたいです。

荒川:私もはるも大阪時代からけっこう過酷な仕事やっているほうだと思います。芸人として大変な仕事も、ギャルとしてかわいい仕事も両方やりたいです。