◆Metro Exodus Enhanced Edition(グラフ23~28)

Metro Exodus Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/

前回のレビューでは掲載を省いたのは、これがRay Tracing必須となる関係でGeForce GTX系のデータが取れなかったためで、なので今回はGeForce RTX 3050とRadeon RX 6500 XT/6600 XTのみをご紹介する。テスト手順はこちらのMetro Exodus Enhanced Editionの項目に準ずるが、設定は

・Preset:High Qualityをそのまま利用
・解像度:1.5K/2K/2.5K
・DLSS:無効

としている。またこのベンチマークはVSyncのOn/Offがなくなっているので、GeForce RTX 3050/Radeon RX 6500 XT/6600 XTのいずれもGlobal SettingでVsyncを強制Offにして実施している。

  • グラフ23

  • グラフ24

  • グラフ25

  • グラフ26

  • グラフ27

  • グラフ28

さてまず平均/最大/最小フレームレート(グラフ23~25)だが、Radeon RX 6500 XTは本当にオマケ、という感じで1.5Kでもプレイ可能とは言い難いレベル。これに対してGeForce RTX 3050は2Kは厳しいがDLSSを併用すれば2Kでもプレイ可能といったあたりだ。丁度3DMarkのPort Royalの結果そのまま、といった感じである。

これはフレームレート変動(グラフ26~28)でも明白で、1.5K(グラフ26)だと意外にGeForce RTX 3050はちゃんとフレームレートが維持されており、80秒~90秒あたりの一番負荷が厳しいところはともかく、それ以外ではまぁプレイできるといったところ。2K(グラフ27)だともう少し厳しくなるので、やはりDLSSの併用が不可避だろうか。2.5K(グラフ28)はかなり厳しいのでお勧めはしにくいところ。勿論Radeon RX 6500 XTに比べれば遥かにマシではあるのだが(というか、Radeon RX 6500 XTのRay Tracing有効時の性能低下が著しすぎるのが大問題という気はしなくもない)。とりあえずRadeon RX 6500 XTよりは、遥かにマシにRay Tracing系を利用できる(ただし余力は少ない)として良いかと思う。

◆FF XIV 暁月のフィナーレ(グラフ29~34)

FF XIV 暁月のフィナーレ
SQUARE ENIX
https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/

  • グラフ29

  • グラフ30

  • グラフ31

  • グラフ32

  • グラフ33

  • グラフ34

平均フレームレート(グラフ29)を見ると、GeForce RTX 3050の性能はRadeon RX 6600 XTには敵わないものの、他の3枚のカードは明白に引き離している感じ。最大フレーム(グラフ30)は前回説明の通りあまりあてにならないので無視するとして、最小フレームレート(グラフ31)は2Kでも70fps超えというのはなかなか期待できる感じだ。フレームレート変動(グラフ32~34)も、ピーク部を無視して見てみると、GeForce RTX 3050は他の3枚とグラフが分離している感じで、平均的に性能は高そうだ。

Benchmarkのスコアは表3に示す通りで、Radeon RX 6600 XTには及ばないものの、その他の3枚のカードとは明確にスコア差があるあたり、エントリーモデルとしてはかなり高めとして良いかと思う。

■表3
解像度 GTX 1650 Super GTX 1660 RTX 3050 RX 6500 XT RX 6600 XT
1600×900 17530 17181 20321 15927 20849
1920×1080 14594 15158 17520 13482 18606
2560×1440 9240 10183 11774 8227 14711

◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ35~40)

Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

  • グラフ35

  • グラフ36

  • グラフ37

  • グラフ38

  • グラフ39

  • グラフ40

傾向としてはF1 2021に近い感じである。平均フレームレート(グラフ35)では、GeForce RTX 3050は2Kで100fps弱、2.5Kで67.8fpsとかなり良い感じ。最大/最小(グラフ36・37)も妥当な結果になっている。2.5Kにおける最小フレームレートが55.3fpsなのは、2.5Kで十分プレイ可能、という感じだ。フレームレート変動(グラフ38~40)もこれを裏付ける格好であり、2KのままならRay TracingをOnにしても良い位の性能になっている(もっともプレイ体験という意味では、Ray TracingをOnにするのと、Ray TracingはOffのままQualityをHighにするののどちらが良いのかは微妙な感じではあるが)。