――先ほど「東京の賞レースに」というお話が出ました。目標は?
原田:キングオブコントが一番欲しいですね! 僕がお笑いやろうと思ったのは16、17くらいで、そのとき始まった大会なんです。「コントすげぇ! ワクワクする! コントする人たちヒーローや! これを穫るぞ」と決め込んでお笑い界に入ってきました。キングオブコントは、獲りたいじゃなくて獲ります! 歯がボロボロになってジジイになって、ハゲで笑いとってもいいです。お客さんの目の前で歯落としてもいいです。ムチャクチャな形になっても、何が何でも獲りたいです。
きん:目の前で歯落ちるのイヤ過ぎるな……(笑)。でもたしかに優勝したいですね。
――今後は、東京進出を考えているのでしょうか?
原田:そこは正直まだ分からないです。
――検討中ということでしょうか?
原田:そうですね。東京は「キレイで美味しいもの」が多い一方、大阪は「臭くて美味い」が多い。大阪ならではのメシは大阪にしかないんだろうな、という感じがあってどちらにも魅力を感じます。「仕事で呼ばれる頻度が多すぎてしゃーない」という状況になったら東京へ移り住むかもしれません。
きん:そうですね。
原田:ただ大阪も、子どもの頃から見ていた番組のセットに興奮するんですよ。「うわっ! これ知ってる……! 」と。