ROUND2:食事編 - 手作りとホットクックを比較!

節約のためにも自炊をしたいと思っていても、ありものの材料で毎日ワンパターンになってしまったり、出来合いの総菜や外食に頼りがち。作り置きをしようにも、土日にそんな気力もなく……という生活を送っている我が家。

今回は、カレー作りを手作業とシャープの無水調理鍋「ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-R レッド 1.6L容量」で比較します。ホットクックもまた、便利だろうと思いつつ手が出せなかった家電のひとつ。シャープ公式の通販サイト「ココロストア」での販売価格は54,500円とこちらも買うには思い切りがいるうえに、子どもがいたり、ある程度人数がいる家庭でないと十分活用できそうにないのでは? と尻込みしていました。

今回初めて使うホットクック、どのくらい便利なのでしょうか。

  • カット済みのカレーの具材を使えばもっと時短になりますが、今回は切るところから始めます

まずは手作業から

普段からカレーは作っているので、迷うこともなくサクサク作って行きます。材料を切り揃え、鍋に油を敷いて肉を焼き……肉が焼けたら取り出して、タマネギ、にんじん、ジャガイモと炒めていきます。

野菜に火が通ったら再び肉を入れ、さらに水を入れてコトコト。アクを取りつつ、吹きこぼれや焦げ付きのないよう、火加減を気にしながら煮込んでいきます。

カレーのルーを入れて、再度火にかけて完成! ここまででおよそ30分程度でした。

安定のいつものカレーです。煮込むだけなので特に手間はかからないものの、火を使うので常にコンロの傍にいて、火加減を意識していました。

シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-R レッド 1.6L容量」

それでは次にホットクックを使ってみましょう。ちょっと大きい炊飯器というサイズ感。ギリギリキッチンの上に置けたので、ここで調理を始めます。

  • シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-R レッド 1.6L容量」54,500円、レンティオでは14泊15日 5,980円

付属の説明書を見ると、具材とカレーのルー、水を一度に入れてOKとのこと。え、炒めなくていいのか……。野菜を切ったそばからどんどん放り込んでいきます。

メニューのモードは複数あるので、その中から「ビーフカレー」を選択。スタートボタンを押して調理スタートです。

完成まで約45分とのこと。その間は火加減を見ることもかき混ぜることも不要です。かき混ぜも「まぜ技ユニット」で良い感じに混ぜてくれます。

カレーはホットクックに任せて、部屋の片付けをしたり洗濯物を畳んだり、テレビを見たり……。また時々作っている工程を音声でお知らせしてくれるので、こちらもルンバ同様に謎の愛着が湧きます。そして45分後――

完成~! 蓋を開けると具材がカレーに変わっていました。煮込む様子を一切見ていないのにカレーが出来る様子は魔法のようです。

とはいえ味はどうなのか。食べ比べてみましょう。自力で作ったカレーはしっかり炒めていることもあってか野菜の食感がある一方、ホットクックは全体的に柔らかい食べ応えです。

しかし材料を放り込んで完了のホットクックのらくちんさは圧倒的。タイマーで予約をしておけば、帰宅時間に合わせて熱々のご飯を作ることもできそうです。また、火加減を間違えて鍋を焦がしてしまったり、かき混ぜすぎることもありません。「作り方が分からないし苦手」と料理を敬遠していた夫も、「失敗しそうなところは任せられるし、安心感がある」と自炊に興味が出てきた様子。

カレーなどの煮込み料理や煮物、スープ類はもちろんのこと、パスタや炒め煮など多岐に渡ったレシピが用意されているので、時短だけでなく気軽にレパートリーを増やせそうだなとも感じました。

今回使ったホットクックは決して安いものではありませんが、ご飯作りの負担が軽くなると思えば高くはないのかもしれません。

ROUND2:料理(カレー)編
家電(ホットクック):約5分(野菜を切る作業)
手作業:約30分 結論:1回の料理で約25分程度時短できそう。手間がかからないだけでなく、失敗の不安からも解放される安心感がある。レパートリーも気軽に増やせそうなので、マンネリ化も解決しそう。