◆Horizon Zero Dawn(グラフ47~53)
Horizon Zero Dawn
SIE
https://www.jp.playstation.com/games/horizon-zero-dawn/
ベンチマーク方法はこちらのHorizon Zero Dawnの項に準じる。設定は
プリセット: クオリティ優先
とした。またOCATでフレームレートを取得している。
GPU依存度が高いというか、CPUがボトルネックになっている感の高いこのHorizon New Dawn、ある意味CPU性能が露骨に出る傾向のあるゲームであるが、平均フレームレート(グラフ47)を見ると確かにその傾向は出ていた。が、最高速はRyzen 9 5950Xで、Core i9-12900Kはわずかに及ばず。なぜかCore i9-11900Kは低迷という結果になっている。まぁ一番低いのがRyzen 5 5600Xというのはこれまでと変わらないが。
最大/最小フレームレート(グラフ48・49)は、フレームレート変動で判るように何しろフレームレートの振れが激しいゲームなのであんまりあてにならないのだが、それでも最小フレームレートでは僅差ながらCore i9-12900Kがトップというあたりは、一応性能が改善しているのは間違いない。なのだが、実際にフレームレート変動(グラフ50~53)を見てみると、特に2KなどではRyzen 9 5950Xの方がやや性能が上、と言わざるを得ないし、2.5Kも微妙にまだRyzen 9 5950Xの方がアドバンテージがある感じだ。3K/4Kはまぁ同等、としてしまっても構わないレベルだが。
◆Metro Exodus PC:Enhanced Edition(グラフ54~60)
Metro Exodus PC:Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/
ベンチマーク方法はこちらのMetro Exodus Enhanced Editionの項に準じる。設定は
Shading Quality: Ultra
Ray Tracing: High
DLSS: Off
Reflections: Hybrid
Variable Rate Shading: 4x
Hairworks/Advanced PhysX: Off
Tesselation: Full
とした。
平均フレームレートはグラフ54に示すとおりだが、もうこれは差が無いとしても良いレベル。Ryzen 5 5600Xが、2Kでわずかに落ちてるのが判るという程度。最大/最小フレームレート(グラフ55・56)も、Ryzen 5 5600Xが暴れてるというレベルでしかない。フレームレート変動(グラフ57~60)を見ても、Ryzen 5 5600X以外は区別できないレベルで、(Ryzen 5 5600X以外は)CPUの差は結果には反映されていない、というのが正しい結論かと思う。
◆Red Dead Redemption 2(グラフ61~67)
Red Dead Redemption 2
Rockstar Games
https://www.rockstargames.com/jp/games/info/reddeadredemption2
ベンチマーク方法はこちらに準ずる。設定はいつもと同じく
Quality Preset Level: 14(Favor Quality)
である。こちらもフレームレート変動をOCATで取得している。
これも比較的CPU性能の影響を受けやすいゲームではあるのだが、平均フレームレート(グラフ61)を見る限りは、2Kを含めて「大差無し」の範疇。Ryzen 5 5600Xは低めだが、Core i5-11600Kは更に低くなっているし、平均120fps前後の中での±4fps前後の差だから、大きな差とは言いにくい。最大/最小フレームレート(グラフ62・63)は、特にRyzen系が暴れているが、Red Dead Redemption 2はHorizon New Dawnほどではないにしてもフレームレートが小刻みに暴れるゲームなので、これはまぁ致し方ない感じだろうか。
フレームレート変動(グラフ64~67)をみても、2Kでは「Core i5-11600Kがやや低いなぁ」という感想が出る程度で、大きな差ではないし、2.5K~4Kでは性能差を見出すのは極めて困難である。というか、「差は無し」とせざるをえない。
◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ68~74)
Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us
ベンチマーク方法はこちらに準じる。設定は
Quality: Highest
Ray Tracing: High
とした。
2Kに関して言えばGeForce RTX 3080と組み合わせるとCPUボトルネックになりやすいということで、ここで性能が概ね推察できる格好だが、平均フレームレート(グラフ68)では、僅差ではあるが以外にもRyzen 9 5950Xが最速で、これにCore i9-12900Kが続くという感じになっている。最大/最小フレームレート(グラフ69・70)もそんな感じで、明確にCPU性能に差があるRyzen 5 5600Xを除くと概ね性能は同一レベルで、ただし強いて言えばRyzen 9 5950Xがわずかに上、という程度。フレームレートの差で言えば、ほぼ同等として良いかと思う。
フレームレート変動(グラフ71~74)のうち2Kで見ると、70~90秒あたりで急激にフレームレートが盛り上がるところのピークで、Core i9-12900KはややRyzen 9 5950Xに及ばないのが見て取れる。ただその前後はほぼ変わらないのだが。2.5K以上はほぼ一本の線、という感じになっており、このあたりからは性能差を読み取るのは不可能だ。