お手頃価格で買える「ソニッケアー」ベーシックモデル
最後に紹介するのは、新登場した音波電動歯ブラシ「ソニッケアー」のベーシックモデル「3100」シリーズ。スリムかつ軽量、加えて6,500円前後という想定価格から、入門機として使いやすいモデルとなっています。
ストロークは毎分約31,000回の高速振動で、音波水量(口の中の唾液の流れ)を発生させ、汚れをかき出します。本体はコードレスで、USB充電式の台座に置くだけで充電可能。満充電時から2週間ほど使える設計になっています(1日2回、1回2分間使った場合)。
機能面では歯ブラシを移動するタイミングを30秒ごとにビープ音で知らせる「カドペーサー」機能により、口腔内を一定の間隔で均等にブラッシングできるほか、2分間で自動停止するスマートタイマー機能により磨きすぎを防ぎます。
また、歯と歯茎への圧力を感知し、押し付けすぎを振動で伝える加圧防止センサーも搭載。使い慣れないユーザーでも使いやすい仕様になっています。動作モードは標準の「クリーンモード」のみで、ひとつ上の「プロテクトクリーン〈プラス〉」シリーズに搭載されている「ホワイトモード」はありません。
フィリップス・ジャパン代表取締役社長の堤浩幸氏は、日本の電動歯ブラシ普及率は22%で、41%~63%ほどとなる欧州と比べると低いと話しました(2019年、フィリップスによるオンライン調査)。日本で電動歯ブラシが使われない理由は大きく「手磨きで満足している」「価格が高い」「ランニングコストがかかる」の3点だそうです。
今回発表されたオーラルケア(口腔ケア)用品は、手が届きやすい低価格のものから、高い性能を持つ高価格のものまで「さまざまなニーズを満たすもの」。堤氏は「電動歯ブラシのメリットは、簡単に、早く、キレイに磨けること。価値があるものなので、まずは使ってみてほしい」とアピールしました。