X型水流で汚れを効率的に落とす「ソニッケアーパワーフロッサー3000」
フィリップスでは、2011年から電動デンタルフロス製品「ソニッケアー エアーフロス」シリーズを国内展開していますが、今回、“もっと快適に使えないか”との観点から、水流の技術を改善した「ソニッケアーパワーフロッサー3000」も登場しました。
「ソニッケアーパワーフロッサー3000」は、歯間の食べかすや汚れを水流で落とす口腔洗浄機。コード付きで据え置きタイプの「ソニッケアーパワーフロッサー3000」(2021年11月中旬発売)と、コードレスで使える「ソニッケアーコードレスパワーフロッサー3000」(2022年2月発売)の2種類が用意されます。
「ソニッケアーパワーフロッサー3000」に新搭載されたのは、水流がX型(エックス型)に噴出するカドストリームノズル。従来のスタンダードノズルは円形に水が広がりますが、カドストリームノズルはX型の水流が4方向に広がり、歯間の汚れを効率的に除去します。
電動デンタルフロスは使う水流が多いため、口を閉じて使用するものですが、鏡で汚れの場所を見られないため、感覚で使うことが多い製品です。一点集中型のスタンダードノズルと比べ、カドストリームノズルから生まれるX型の水流は、歯間の広範囲をカバーでき、汚れにヒットしやすいのが特徴。フロスの最大3倍の歯石を除去できるといいます(「ソニッケアーパワーフロッサー3000」を強さ8で、手磨きと併用した場合。フロスと手磨きを併用した場合との比較)。また、Xの形は歯と歯茎に沿うため、汚れを除去しやすい意味合いもあります。
機能面では、一定間隔で水圧に強弱をつけ、次の歯間に移るタイミングを示す「歯間移動ガイド」を搭載し、歯間全体を効率的にキレイにできます。この歯間移動ガイドはオフにもでき、水圧が一定となる「クリーンモード」と、1分半で一定間隔の強弱をつけた水(歯間移動ガイド)が噴出する「ディープクリーンモード」の2つのモードを選べます。
水の強さは、据え置きモデル「ソニッケアーパワーフロッサー3000」は10段階、コードレスモデル「ソニッケアーコードレスパワーフロッサー3000」は3段階で調節可能。据え置きモデルのほうが強い水流が出る設計です。
据え置きモデルのサイズは185×135×90mm、ホースの長さは約1,100mm。全体の重さは700gですが、フロッサー本体は軽く持てる印象でした。タンク容量は550ml。店頭予想価格は19,800円前後の見込みです。
コードレスモデルのサイズは306×68×68mm、重さは約290g。タンク容量は250mlです。本体は防水加工されており、浴室での利用も可能。電源はバッテリー内蔵の充電式(USB Type-Cケーブルで充電)で、駆動時間は約3週間(1日1回1分間使用した場合)。充電時間は約8時間となっています。店頭予想価格は14,700円前後の見込みです。
ちなみに、ノズルはカドストリームノズルとスタンダードノズルの2種類が標準で付属。好みや用途に応じて使い分けたいところです。別売の替ノズル(2機種共通)は、2022年2月に発売予定です。