◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ56~62)
Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us
ベンチマーク方法はこちらに準じる。設定は
Quality:High
Ray Tracing:High
とした。
Radeon RX 6600系には厳しいテストであり、もともとRadeon RX 6600 XTでもGeForce RTX 3060にだいぶ差を付けられていたが、今回も変わらず。ただ意外とRadeon RX 6600とRadeon RX 6600 XTで性能差が無く、平均フレームレート(グラフ56)だと2Kで60fps超は確保できている。ただ最小フレームレート(グラフ58)はRadeon RX 6600 XTと並んで40fps切り、というのはやや厳しい感じもする。
フレームレート変動を見ると2K(グラフ59)は60~120秒あたりでフレームレートを稼いでいる感じだが、逆に40~60秒は40fpsそこそこで、このあたりはちょっと2Kでもプレイには厳しい感じ。このあたりでほぼ60fpsを維持できているGeForce RTX 3060とはだいぶ差があると言わざるを得ない。まぁこれはRadeon RX 6600だけでなくRadeon RX 6600 XTでも同じだが。
◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ63~69)
Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/
ベンチマーク方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。設定は
品質:ウルトラ
とした。
平均フレームレート(グラフ63)を見ると、GeForce RTX 3060とRadeon RX 6600 XTがほぼ並んでおり、Radeon RX 6600はそこから10fps前後下がる格好。とはいえ、2Kに関して言えば平均で90fpsほどだし、最小フレームレート(グラフ65)でも70fpsを確保しているから、これは十分プレイできる水準である。2.5Kは、GeForce RTX 3060とRadeon RX 6600 XTは何とかなるが、Radeon RX 6600はちょっと厳しいというあたり。実際フレームレート変動を見ると2K(グラフ66)はRadeon RX 6600でも80fps内外を維持しているが、2.5K(グラフ67)ではほぼ50fpsというあたりで、多少品質を落とせばプレイできるかな? というあたり。3K/4Kはどの製品でも厳しい。
同じTom Clancy'sシリーズで言えば、Six SiegeはDLSS対応になっているが、The Division 2はDLSS/FSR共に未対応。FSR対応になってくれれば、NVIDIAとAMDの両方のユーザーにメリットがあるので期待したいところだが、現時点ではこのクラスのビデオカードで3K/4Kのプレイは無理がある、と理解すべきだろう。
◆Watch Dogs:Legion(グラフ70~76)
Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/
ベンチマーク方法はこちらの"Watch Dogs:Legion"に準ずる。ちなみに設定は
Quality:High
RT Reflection:High
DLSS:Off
とした。
こちらもGeForce RTX 3060が圧倒的に高いフレームレートでRadeon RX 6600系を圧倒している。といっても、そもそもQuality HighだとそのGeForce RTX 3060ですら2Kの平均フレームレートが60fpsを切っている(グラフ70)あたりは描画設定が高すぎた(以前だと、GeForce RTX 3060 Tiは60fpsを超えていた)というあたりが根本的な要因ともいえる。ただそういう話はともかくとして、Radeon RX 6600の性能はRadeon RX 6600 XT比でフレームレート1割減というあたりで、本来の性能差を考えるとこれは悪くない数字とはいえる。最小フレームレートもやはりRadeon RX 6600 XTとは大きく変わらない。
さすがにフレームレート変動で3K/4K(グラフ75~76)を見ると、このあたりは描画品質を落とした程度ではどうにもならないとは思うが、2K(グラフ73)で言えば、もう少し描画品質を落とせばRadeon RX 6600でもなんとか45fps程度。RT Reflectionも落とせば60fps近くを狙えそうではある。まぁWatch Dogs:Legionを本気でプレイしたいのであれば、もう少し上のグレードのビデオカードを狙った方が幸せになれそうな気もするが。