――他に印象に残った部分はありますか?
日置:スタッフとして、コンプライアンスとか、人を傷つけないというところを気にしながら皆さん番組を作ってると思うんですけど、今回出られた芸人さんたちは、容姿イジりとか、人を暴力的に叩くというネタが1個もなかったなと思ったんです。芸人さんたちもみんなアップデートして、そういう中で切磋琢磨してやってるんだなということに感動しました。
橋本:収録前に想像していたより、全然温かい空間だと思いました。MCの爆笑問題さんも、審査員の渡辺正行さんも、増田(英彦)さんも、『GAHAHAキング』(テレビ朝日)とかご自身が通ってきた道を思い起こしながら、どうやったらこの瞬間に芸人の一番良いところが出るんだろうというのを考えた合いの手や投げるボールがあって、そこがチームプレーになってたんですよ。フジテレビのネタ番組って聞くと、やっぱりちょっとピリピリして怖いイメージがあるじゃないですか(笑)。でも、本当にみんな芸人さんが好きで、心から売れてほしいと思ってる空間だなと思って、すごく温かい気持ちになりました。
浜田:収録の合間も爆笑問題さんがお客さんを温めていて、さすが芸人愛があるなって思いましたね。
日置:太田さん、めっちゃ笑ってましたよね。こんなに笑う方なんだ!って思いました。
――ちなみに、収録の休憩中などは、皆さん同士でどんなお話をされていたんですか?
日置:「審査難しいよ!」「審査基準どうしてるの?」みたいなこと言ってました(笑)
橋本:審査基準難しいし、フジテレビはアウェーだし(笑)。休憩時間、居場所がなくて15分廊下で立ってて、こんなの学生時代以来だなと思いながら、でもフジテレビだから言えないしな…と思ったり(笑)
浜田:みんなちっちゃくなって立ってましたよね(笑)
日置:やめてくださいよ(笑)。僕もそうでしたから!
●『ツギクル芸人グランプリ2021』決勝進出者
Yes!アキト(サンミュージックプロダクション)、キュウ(タイタン)、9番街レトロ(吉本興業ホールディングス)、金の国(ワタナベエンターテインメント)、サスペンダーズ(マセキ芸能社)、ゼンモンキー(ワタナベエンターテインメント)、ダイヤモンド(吉本興業ホールディングス)、ダニエルズ(タイタン)、トンツカタン(プロダクション人力舎)、ポンループ(グレープカンパニー)、マッハスピード豪速球(ライジングプロ・ホールディングス)、ママタルト(サンミュージックプロダクション)、モシモシ(太田プロダクション)、や団(ソニー・ミュージックアーティスツ)、4000年に一度咲く金指(ライジングプロ・ホールディングス)