SNSが欠かせない今の世の中を描き、激しい競争の中で他人との比較に疲れている現代人に「ありのままの自分を大切に」というメッセージを届ける本作。
剛力は「皆さんに共感してもらえる部分がたくさんあると思いますし、ファンタジーな部分があるからこそ、重く受け取られすぎず心に響くのではないかなと。音楽のジャンルも幅広く、ポップに軽やかに伝えられるからこそ心に響く。『#チャミ』のバランスはめちゃくちゃいいなと思います」と本作の魅力を語り、「本当に今のままで私は幸せなのかなって、明るく前向きに自分と向き合える気がするので、皆さんがいろいろと考えるきっかけになるとうれしいです」と期待する。
また、SNSについて「うれしさと怖さが表裏一体」と言い、「ミホのように自分じゃない誰かを作り上げることができ、自分を表現できるところでもあれば、自分以上の物を表現できるところでもある。そして、顔が見えない人とつながれる怖さもある」と、良い面と危険な面があると捉えている。
そして、「私はSNSが苦手な方だなと感じています」と告白。「まず、続かない。写真を撮るのは好きですが、見せたいものがあまりないというか、この仕事をしている以上、見せすぎるのもよくないんだなと感じていて」と投稿内容に難しさを感じつつ、「テレビ出演やお芝居している中で見られない部分が垣間見えるといいのかなと。やってみないとわからないこともあるので、これは良くなかったんだ、これは喜んでもらえるんだ、とやりながら細かいところにいかに気づけるかというのが大事だと思います」と、探りながらやっているようだ。
本作への参加でどのように成長したいか尋ねると、「二役を乗り越えられたら、ちょっと成長できると思います。頑張ったなって自信になるかなと。乗り越えられたら自分を褒めてあげたいです」と期待を込めて回答。
また、「この作品は演じる側がストーリーをしっかり理解していないと、伝えるべきものが伝わらず、とても薄い作品になってしまう気がしていて、演出家の方に『ここはこうですか?』と深く聞くようにしています。それは今まであまりやってこなかったことなので、役へのアプローチは変わるのかなと思います」とも話した。