「TOKYO MER」のスタッフルームでのシーンも多く、鈴木、賀来のほか、中条あやみ、菜々緒らとも共演。「皆さんの会話がプライベートでおしゃべりしているみたいにリアルなんです。私だったら、相手の言葉を待ってからセリフを言うところ、皆さんは本当の会話みたいに相手の言葉を待たないので、どうやってるんだろうっていつも驚いています」と、彼らの演技に刺激を受けているという。

改めて本作に魅力を尋ねると、「魅力がありすぎて」と少し迷ってから 「誰にだってできることはあると思います」という涼香のセリフが好きだと言い、「私は常に自信がないタイプですが、どの立場どんな状況でも自分にできることを見つけて行動し、誰か1人でも笑顔になってもらえたら、私はここにいてよかったんだなと思えるんだなという気持ちになりました」と心境の変化を告白。「『TOKYO MER』の皆さんがそれぞれ自分にできることを最大限に表現していて、私も視聴者として勇気をもらえたので、自分にできることはなんだろう、頑張ってみようという気持ちになれる作品だと思います」と魅力を伝えた。

反響を尋ねると「すごいです」と驚いている様子。「放送終了後のインスタグラムへのメッセージで、『勇気が出ました』、『明日から頑張ります』という声もすごくたくさんいただきますし、番組で共演している南原清隆さんやいとうあさこさん、チョコプラの松尾さんがいつもドラマの熱い感想を言ってくれて、すごくうれしくて励みなります」。

気になる涼香と音羽先生の今後の話も。どのようになってほしいかという質問に、「小箱を特別に用意するくらいですから、涼香の音羽先生への思いは話数を重ねるごとにきっと強くなっていると思いますが、音羽先生はなかなか……。でも、私は視聴者としても涼香としても、音羽先生の笑顔は見たいなって感じるので、その笑顔を引き出せるのはきっとMERメンバーだとは思いますが、そこにちょっぴり涼香も入れたらいいなという思いはあります」と佐藤らしい謙虚な回答が返ってきた。

本作をきっかけに女優としてのオファーが増えそうだが、「今は『TOKYO MER』という作品が好きすぎて、涼香さんのことが大好きすぎて、ほかの人になる想像ができていません」とのこと。「『TOKYO MER』でもちょっとコメディ要素が入ったシーンがあると、カットがかかったあとにスタッフの皆さんが笑ってくださる。その瞬間も素敵だなと思ったので、コメディにも挑戦したいなって思う日が来たらいいなというくらいですかね」と控えめにコメディへの興味も示しつつ、「今は『TOKYO MER』と涼香さんでいっぱいです」と本作に集中。佐藤が全身全霊で演じる涼香を見届けた上で、その後の女優としての活動にも期待したい。

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