――『キラメイジャー』レギュラーの方々とは、すぐ打ち解けられましたか。

撮影の初日が、キラメイシルバー/宝路役の庄司(浩平)さん、木原さん、小宮さんと一緒で、私は巫女さんの格好をしていました。庄司さんがとても私を気にかけてくださって、途中から入ってきた私の不安を吹き飛ばすかのように、気さくに話しかけてくれました。そのとき、ああ、いい現場だなあって思ったんです。でも、なにぶん私もキラメイジャーのみんなもけっこうな人見知りだったので、庄司さんが出ていないシーンになると、いきなり黙ってしまったりもしました。こちらから話しかけるのが苦手なもので……。徐々に回数を重ねていくうち、だんだんみんなともお話をするようになりました。

――スピンオフ作品『ヨドンナ』でも、小宮さん、木原さんとの共演があるようですが、お2人とひさびさにお会いしたときのお気持ちを聞かせてください。

テレビシリーズの後、Vシネクストの『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー(キラリュウ)』がありましたが、それ以来、約3ヶ月くらいぶりに会ったんですけど、みんな同窓会みたいな気分になってしまって……。気持ちが高ぶった結果、テレビシリーズのとき以上にみんなでワイワイとお話をしていました。

――ヨドンナを主役にしたドラマが作られる、と聞いたとき、どう思いましたか。

『キラリュウ』がクランクアップしたとき、塚田英明プロデューサーから「ヨドンナで、何かやり残したことはない?」と尋ねられたことがあるんです。そこで「しいて言うならば、もうちょっとアクションをやりたかったですね」とか「ゴスロリみたいなフリフリの衣装を着てみたかった」と話した覚えがあります。そうしたら、今回のスピンオフのお話をいただいて、台本を読んでみるともうとんでもなく「セクシーバイオレンスアクションエンターテイメント」な内容だったという(笑)。塚田さんの構想的なものがしっかりあったはずなのですが、私の希望とか意見とかが思いっきり反映されているなあという印象でした。おそらく、かなり参考にしてくださったんじゃないでしょうか。

――西葉瑞希さん演じる柿原さんとの共演も話題を集めていますね。

柿原さんは映画の『エピソードZERO』を観たときから「かわいいな」と思っていたんです。エピソード20にゲストで出られていますけど、そのときはまだヨドンナがレギュラー入りしていなくて……。最終展開のとき、キャスト欄に柿原さんの名前を見つけて、ついに共演できるかな?と期待していたんですけど、撮影日が被ってなくて、結局一度も会えないままテレビシリーズが終わってしまいました。これもSNSで「柿原さんに会いたい、会いたい!」とずっと言っていたので、今回のスピンオフでとうとう念願が叶ったことになります。おそらく塚田さんたちは私のSNS発言もチェックしてくれていたのかもしれないですね。ありがたかったです。