――そして単独ライブも大事にされている印象ですが、昨年コロナでツアーが中止になり2年ぶり。東京公演はすでに終わりましたが、いかがでしたか?

後藤:2時間くらいのコントですが、体力を使う系の単独ライブだと実際にやってみて思いました。ハードでした。大阪の9ステージがこなせるか震えています(笑)。

福徳:単独ライブ自体は、毎回ハードなんです。でも、ありがたいことにたくさんのお客さんの前で久々にできたので、興奮しました。

――やはり観客の生の反応はたまらない?

後藤:そうですね。僕らは単独ライブが「本業です!」という言い方をしているので、全部そこに集約していきたいという思いがあります。公演数も動員数も増やしていけたらいいなという話はしています。

福徳:動画も配信もゴールは単独ライブに来てもらうためなんです。初めて単独ライブをした時に、これはええなと。どんな仕事よりもやりがいがあって楽しいです。

後藤:全部自分たちでゼロからチームで作り、それを披露して、その上でお客さんが笑ってくれる気持ちよさだと思うのですが、単独ライブはネタだけでなく、一個の単独ライブというパッケージを作る楽しさもあり、それを見て笑ってくれる楽しさもあります。

――今回のツアーの見どころやこだわっている点はどこでしょうか?

福徳:最近街を歩いても「YouTube見てます!」とめちゃくちゃ声をかけてもらえているのですが、YouTubeは“ネタのタネ”と言ってワンアイデアでやらせてもらっていて、単独ライブに関しては3~4カ月かけて作っているものなので、けっこうおもろいぞ! という感じです。YouTubeはおもろいぞ! と胸を張って言えないですが(笑)、これに関しては自信があるので来てほしいです!

後藤:1回見てもらったら次も見てみようと思ってもらえる自信はあるので、ぜひ見てもらいたいです!

福徳:YouTubeは1秒見逃しても10秒早送りしても問題ないけれど、単独ライブは1秒ずつしっかり観てほしいです。

――最後になりますが、今後の目標をお願いします!

福徳:ずっとネタは続けていきたいです。そして、長生きしたいのは当然なんですけど、健康寿命が短いと大変なのと一緒で、長生きかつおもしろ寿命も長くせなあかんなと。ただただ続けていてもしょうがないので、ちゃんとおもろいのが80歳になってもできているようになっていかなあかんなと思っています。

後藤:日々やるしかないですよね。師匠方を見ていても、あの年齢で舞台でウケているのは毎日舞台に立っているからだと思うので、僕らも単独ライブを定期的に続けていけるように、心身ともに健康でいたいです。

■ジャルジャル
高校時代からの友人同士である後藤淳平と福徳秀介によるお笑いコンビ。2003年4月にコンビ結成。『めちゃ×2イケてるッ!』のレギュラーメンバーとして活躍。『キングオブコント2020』で13度目の挑戦にして悲願の優勝を果たした。YouTubeにも力を入れており、「JARUJARU TOWER」と「JARUJARU ISLAND」の2チャンネルを更新中。