――加藤さんご自身の“恩師”とのエピソードを教えてください。

特に影響を受けた方は2人いて、まずは中学の担任の先生です。自由と責任、反省と後悔の違いを教えてくださった方で、「自由なことをするためには責任を全うしないといけない」、「反省は前に犯したことを生かせるけど、後悔はただ悔いているだけだから、後悔はしないように生きろ」とおっしゃっていて、生き方を学びました。

もう1人は、高校のサッカー部の顧問。僕は初心者でサッカー部に入り、「覚悟はできているのか」と言われてサッカーを始めたのですが、みんなとの練習に参加できないところからマンツーマンで0からサッカーを教えてくださって、新しいスポーツの趣味を増やしてくれた先生です。生き方もすごくかっこよくて、尊敬できる先生に出会えて影響されました。恩師だなと感じています。

――本作への出演で成長できていることや、本作から影響を受けていることはありますか?

本当に刺激の多い現場で、役者の皆さんからもらえる刺激もそうですが、『ドラゴン桜』という作品から受ける刺激も多く、桜木先生が言っていることはみなさん納得のいくことが多いと思います。生徒一人ひとりに当てはまる言葉を的確に胸の中に残していく桜木先生の言葉は、傍から聞いていても胸に残るものがありますし、本当に学びの多い現場です。役者としてもそうですが、人間としても成長できる場だと感じています。

――最後に、視聴者にメッセージをお願いします。

桜木先生が残す言葉はもちろん、桜木先生がやってのけることの爽快感がすごいです。僕が演じている天野は、自分のやりたいことにどう向き合っていくのかというのが見どころになっているので、そんな天野に感化されてみなさんも自分のやりたいことを、考えすぎずに素直になって、自身の中にいる己の部分を活性化させていただけるとうれしいなと思います。そんな天野になれるよう精進していきます!

(C)TBS