いよいよ18日、最終回となる10話が放送される。すでに離婚してしまった2人だが、9話の最後にお互いへの愛情を再確認し、やりなおしたいという気持ちを伝え合ったが、その後、2人は果たしてどんな選択をしていくのか。
「自衛隊で働いていて、単身赴任の方なんてごまんといるけど、それができない紘一と、仕事を諦められない咲。2人とも自分が誇りに思っている仕事を捨てるなんて違うと思っているなかで、どういうところで折り合いをつけていくのか。たぶん視聴者の方もそこが気になっているのではないかと。ただ、仕事と家庭の両立について、リアルに描いてきたドラマだからこそ、最後をきれいごとだけで終わらせるのはよくないと、自分たちもわかっていました」
北川は2人が迎えたドラマの着地点について「こういう終わり方ならいいんじゃないか、ああそうきたか!となるんじゃないかという結末を、みんなで作ったような気がしています」と、とても腑に落ちたようだ。
「これが完璧な100点満点の理想的な家族だとか、こういういびつな家族は良くないとか、そういう話ではなくて。10話で一番言いたかったのは、夫婦の数だけそれぞれの夫婦の形があるんだってことかなと。私もそう思えました」と手応えを口にする。
北川が全力投球し、多くのものを得たという『リコカツ』。咲と紘一の物語の結末を見届けたい。
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