◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ69~75)
Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us
ベンチマーク方法はこちらに準じる。QualityはHighest、Ray TracingはHighとした。先にMetro Exodus Enhanced Editionの所で説明したように、DLSSは(以前ここでも触れたように)特定の解像度でしか有効に出来ないので、今回は無効にして実施している。
ということで平均/最大/最小フレームレート(グラフ69~71)を見ると、特に最大/最小フレームレートは2KでちょっとCPUがボトルネックっぽい傾向を見せている。平均フレームレートはそこまで詰まっていないが、2Kよりも2.5K/3Kの方がGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3080 Tiの差が大きいあたり、やはりCPUボトルネックになりかけ、という感じではある。
これはフレームレート変動にも反映されており、2K(グラフ72)だとかなりGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3080 Tiが重なっているのが判る。これが2.5K~4K(グラフ73~75)ではもう少し明確に分離されているあたりは、「2Kで使うならGeForce RTX 3080 TiはOverkill」という事になる。どうせなら4Kで使うべき、という事だろう。
◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ76~82)
Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/
ベンチマーク方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。QualityはUltraとした。
平均/最大/最小フレームレート(グラフ76~78)を見ると、特に最大フレームレートではやや2Kの時にややCPUネックっぽい傾向は見えるが、ただGeForce RTX 3080 Tiの2Kにおける結果(Photo23)を見てもCPU利用率はざっくり5割といったところで、まだ余裕がある。グラフの傾向もCPUネックというにははっきり傾きが見えるので、まだGPUネックの比率の方が高いというべきだろう。
◆Watch Dogs:Legion(グラフ83~89)
Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/
ベンチマーク方法はこちらの"Watch Dogs:Legion"に準ずる。ちなみに設定は
- Quality: Very High
- RT: Medium
- DLSS: Quality
とした。さて、やっとログのHTMLをパースしてフレームレート変動を取得する手順を確立したので、フレームレート変動も一緒にご紹介したい。
まずは平均/最大/最小フレームレート(グラフ83~85)だが、こちらも2K~2.5KあたりまでCPUネック、これを超えるとGPUネックとなっている。もっともCPUネックとはっきり言えるのはGeForce RTX 3080/3080 Tiのみで、GeForce RTX 3070はこのままだと2KでCPUネックなのかどうかちょっと判断が出来ないのだが。
これは当然フレームレート変動にも反映されており、2K(グラフ86)では3つのグラフが重なり合っている。ところが2.5K(グラフ87)ではまずGeForce RTX 3070が分離、3K(グラフ88)ではGeForce RTX 3080も分離という感じで、やはりGeForce RTX 3080 Tiの性能が生きるのは3K以上ということになる。4K(グラフ89)の場合でも、GeForce RTX 3080 Tiはほぼ60fps以上を維持(70秒ちょい前のスパイク状の高負荷時を除く)しており、4KかつRay Tracing有効の環境でも安定してプレイできるだろう。