◆Assassin's Creed Valhalla(グラフ19~25)
Assassin's Creed Valhalla
UBISOFT
https://www.epicgames.com/store/ja/p/assassins-creed-valhalla
ここからはGame Benchmarkを、ということでまずは今回新しく追加したゲーム。もっとも発売そのものは昨年11月なのでさして新しいとも言い難いのだが。
ベンチマーク方法だが、起動後にメインメニューからOptionを選び(Photo14)、まずScreen Tabで解像度を選択する(Photo15)。次いでGraphics Tabから描画品質の設定を行う(Photo16)。ここでは
- Graghics Quality: Ultra High
- Adaptive Quality: Off
- Anti-Aliasing: High
とし、その他はデフォルト(Graphics Qualityの設定に連動して自動的に変化する)のままとした。これを確定させたら再びメインメニューに戻り、Benchmarkを実施する。しばらく待つとベンチマークが始まり、終了するとこんな具合に結果を出してくれる(Photo17)。それはいいのだが、この結果を保存する方法が全くない。結局OCATを併用してフレームレートを記録する事で対処した。
ということでグラフ19~21が平均/最大/最小フレームレートであるが、驚くほど性能差が無い。CPUネックではない、というのは明確に解像度に応じてフレームレートが下がっているし、解像度が小さい時ほど差が大きいから、要するにGPU側がネックということになる。
実際フレームレート変動(グラフ22~25)を見てもこれは明白で、特に4K(グラフ25)などGeForce RTX 3070がしばしば最高速(といっても差は小さいが)の時があったりするあたりは、かなり性能的に厳しいものとみられる。これに関して言えば、GeForce RTX 3080 Tiが(差は僅かとはいえ)一番遅い(特に4K)というのは、なかなか興味深いものがある。ゲームによっては、まだこうした結果になるものがある、という貴重な結果となったように思う。
◆Borderlands 3(グラフ26~32)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
ベンチマーク方法はこちらのBorderland 3の項目に準ずる。全体的な品質は「ウルトラ」とした。
ということで結果であるが、平均/最大/最小フレームレート(グラフ26~28)を見ると納得できるというか、Assassin's Creed Valhallaに比べると理解しやすい結果になった。ここではGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3080 Tiの差がそれほど大きくないが、それでも2Kで13fps、4Kでも8fpsのアップだから、悪くはない。
フレームレート変動(グラフ29~32)を見ると、2Kでは75秒付近でちょっと落ち込むものの、概ね安定した結果になっているし、4Kでの変動を見ても一度も60fpsを切っていないあたりは確かに性能が上がっている事を確認できたと思う。
◆Dirt 5(グラフ33~39)
Dirt 5
Codemasters
https://dirtgame.com/dirt5
ベンチマーク方法はこちらのDirt 5に準ずる。ところでこれまでDirt 5はDXRT対応をアナウンスされつつなかなか対応されなかったのだが、遂に最新版ではこれが有効になった(Photo18)ので、今回からこれを有効にして行っている。なおQualityは全て"Ultra High"で行っている。
さて結果だが、平均/最大/最小フレームレート(グラフ33~35)を見ると、やはりRay Tracing有効にするとそれなりに重くなる(DLSSには未対応)事もあり、やや性能は低めになる。ただそれでもGeForce RTX 3080 Tiは4Kですら最小フレームレートが70fps近いあたりは流石というべきか。平均フレームレートもほぼ80fps近いあたりは、Ray Tracing有効にしても余裕がある事を示している。
平均フレームレート(グラフ36~39)を見ると、全体的にGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3080 Tiは結構接近してはいるものの、重なるというところまでは行かない程度に離れている。このあたりがGeForce RTX 3080 Tiの底力と言うべきなのだろうか。