こうしたバラエティ番組のロケや、千葉県にあっても「東京」を名乗ることでも注目を集める東京ドイツ村は、今年3月で開園20周年を迎えた。その土地は当初、ゴルフ場として開発される予定だったが、現在の運営会社である明和興産が買い取り、テーマパーク建設に変更。「ドイツ」をテーマにしたのは、「亡くなった会長がドイツ旅行に行ったときに見た風景が、この場所とよく似ていたからだと聞いています」とのことだ。
開園当初3~4年は「乗り物系も観覧車やおもしろ自転車くらいしかなく、お花もあまり咲いていなくて、経営は厳しかったんです」というが、5年目に始めた「ウィンターイルミネーション」が転機に。その後規模を拡大して2012年にはあしかがフラワーパーク(栃木県)、湘南の宝石(神奈川県)とともに関東三大イルミネーションに数えられ、東京湾アクアラインの大幅値下げが、さらなる来園者増加の後押しになった。
現在園内は40万輪あるポピーの花が、5月中旬まで見頃に。また、来年2月まで20周年を記念して様々な施策を行っていく計画で、現在は“東京ドイツ村と私”をテーマに思い出写真を募集する「フォトシェアリング」という、家でも楽しめる企画を実施している。