“なりたい自分”と“求められている自分”との間で、葛藤もあるという。「おしゃれをしたい年頃ではあるのでファッション的な部分に憧れがあるのですが、それは今じゃないって思うんです。いろいろな雑誌に出させていただいたり、番組で取り上げていただいたり、ネットニュースになったり、そういう機会に聞こえてくる反響を自分で体感して、これが正解かな、もっとこうしたほうがいいかなとか、参考にさせてもらっています」。

つまり、リサーチをして、求められている大原優乃を自分で作り上げているのだ。本音を言うと、『ガールガンレディ』での役作りのように、運動して痩せることが理想に近い。

「もともとダンサーなのでトレーニングが大好きで。心の健康にもつながっているんですよね。私は内向的ですが、トレーニングをしている時はいいホルモンが出ているから、すごくポジティブになれて自分にも合っているんです。なので25歳くらいになったら方向性を変えていきたいと思っていますが、今は求めてもらっているものに応えていきたいと思っています」。

女優業もグラビアの仕事も、高いプロ意識をもって一つ一つ丁寧に向き合っている大原。最後に今後の目標を尋ねると、女優としては「今はいろんな作品、いろんな役に出会って行けるように頑張っているところなのですが、自分に自信がないような内向的な役が多いので、アクションだったりコメディだったり、もっといろいろな幅の役をやっていきたい」と幅広い役に意欲を示し、また、「グラビアも求めていただける限りは恩返ししたいという思いがあるので、常に自分がやりたいことではなく、求めてくださっていることに応えていくという気持ちでやっていきたいです」とグラビアへの思いも語った。

『ガールガンレディ』は、MBS/TBSドラマイズム枠にて4月6日スタート(MBS:毎週火曜24:59~、TBS:毎週火曜25:28~ ※初回のみ25:30~)。TVer、MBS動画イズム、GYAOにて見逃し配信。

■大原優乃
1999年10月8日生まれ。鹿児島県出身。2009年11月、Dream5のメンバーとして「I don‘t obey~僕らのプライド~」でCDデビューを果たす。2014年に『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマ「ようかい体操第一」を担当し大ヒット。同年、『NHK紅白歌合戦』にも出場する。Dream5活動終了後はモデルとしての活動を始め、2017年に『週刊プレイボーイ』でグラビアデビューするとブレイク。また、2019年には実写映画版『お前ら全員めんどくさい!』で映画デビューを果たすなど、女優としても活動している。

(C)「ガールガンレディ」製作委員会・MBS/BSP