褒めると誉めるの同義語表現
褒めると誉めるの同義語表現と使い方がわかる例文を紹介します。ただし、基本的には褒めるが常用漢字であるため、公的文書や正式な文書では褒めるを使用しましょう。
賞める
「賞める」は、優れたことを評価するだけでなく、その評価に報酬が伴うことに対して使用します。賞状や賞金、賞与などの褒美を伴う評価のときに使用されることが多いです。
<例>
- 審査員長は、トロフィーと共に彼女の素晴らしい歌声を賞めた。
- 社長に賞められた。
讃める
「讃める」は、讃美・讃嘆などの熟語に使われる「讃」を使用しているため、大々的に称賛する行為や声を合わせて称える行動を意味することが多いです。
<例>
- 群衆は彼を讃め称え、後に彼の名は歴史に名を刻むことになった。
- このように讃められるのは初めてだ。
褒めると誉めるの対義語表現
褒めると誉めるの対義語を例文と共に紹介していきます。
貶す
貶す(けなす)は、相手を悪く言う、悪いところだけをあげつらうという意味の言葉です。「貶」という漢字は他にも、貶む(さげすむ)や貶める(おとしめる)といった熟語に使われます。
<例>
- 評論家は散々私の作品を貶し、私は制作意欲を失った。
- 上司に貶されて落ち込んだ。
謗る
謗る(そしる)とは、他人の悪口を言う、公に相手を非難するといった意味を持つ言葉です。動詞だけでなく謗り(そしり)という名詞表現もあります。
<例>
- 相手が見ていないところで誰かを謗るのは控えなさい。
- 謗りを受けないように振る舞う。
叱る
叱るとは、よくないところを指摘して鋭い言葉でとがめる、戒めるといった意味の言葉です。「叱」を使った熟語としては叱責、叱咤激励などが挙げられます。
<例>
- 叱られたその子は、反省して迷惑をかけた方に謝った。
- 商談に遅刻した部下を叱った。