クリエイティブワークにも十分なパフォーマンス

最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2506」、3Dベンチマーク「3DMark v2.16.7117」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23.200」「CINEBENCH R20.060」「CINEBENCH R15.0」、3Dゲームベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒の反逆者 ベンチマーク」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.1」を実施した。下記がその結果だ。

  • HUAWEI MateBook 14

    ベンチマークは「PC Manager」の電源を「パフォーマンス」に、Windows 10の電源モードを「最も高いパフォーマンス」に設定して実施している

■PCMark 10 v2.1.2506
総合 5126
Essentials 9092
Productivity 7655
Digital Content Creation 5252
Modern Office Battery Life 10時間58分
  • HUAWEI MateBook 14

    「PCMark 10 v2.1.2506」の総合スコアは5126、Essentialsは9092、Productivityは7655、Digital Content Creationは5252

■3DMark v2.16.7117
Time Spy 1036
Fire Strike 2768
  • HUAWEI MateBook 14

    「3DMark v2.16.7117」のTime Spyは1036

  • HUAWEI MateBook 14

    Fire Strikeは2768

■CINEBENCH R23.200
CPU(Multi Core) 7820 pts
CPU(Single Core) 1151 pts
■CINEBENCH R20.060
CPU(Multi Core) 3040 pts
CPU(Single Core) 451 pts
■CINEBENCH R15.0
OpenGL 58.35 fps
CPU(Multi Core) 1327 cb
CPU(Single Core) 178 cb
  • HUAWEI MateBook 14
  • HUAWEI MateBook 14
  • HUAWEI MateBook 14
  • 【左】「CINEBENCH R23.200」のCPU(Multi Core)は7820 pts、CPU(Single Core)は1151 pts 【中央】「CINEBENCH R20.060」のCPU(Multi Core)は3040 pts、CPU(Single Core)は451 pts 【右】「CINEBENCH R15.0」のOpenGLは58.35 fps、CPU(Multi Core)は1327 cb、CPU(Single Core)は178 cb

  • HUAWEI MateBook 14

    「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒の反逆者 ベンチマーク」(1,920×1,080ドット、標準品質、ノートPC、フルスクリーンモード)のスコアは「4543(快適)」

  • HUAWEI MateBook 14

    ストレージは「WDC PC SN730 SDBPNTY-512G-1027」が搭載されていた

  • HUAWEI MateBook 14

    「CrystalDiskMark 8.0.1」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は3417.782 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は2717.210 MB/s

CPUのRyzen 5 4600HはRyzen 7 4800Hの下位とはいえ、6コア12スレッド、3.00~4.00GHz動作のプロセッサだ。CINEBENCH R15.0のCPU(Multi Core)では大台を大きく超える1327 cbを記録している。ストレージ性能もシーケンシャルリード(1M Q8T1)は3417.782 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は2717.210 MB/sと申し分なし。

さらにバッテリ駆動時間は、ディスプレイ輝度40%という条件で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実施したところ、10時間58分を記録した。MateBook 14 Ryzen5は、クリエイティブ用途にも活躍してくれるだけのパフォーマンスを備えたモバイルノートPCと言える。

  • HUAWEI MateBook 14

    「CINEBENCH R23.200」実行中の最大クロック周波数は3799.3MHz。そのときCPU温度が98.3℃に達し、クロック周波数は3500MHz以下に低下。その後はクロック周波数が3400MHz台、CPU温度が96.8℃前後で安定し、ベンチマークを完走した(室温22.7℃で測定)

  • HUAWEI MateBook 14

    「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒の反逆者 ベンチマーク」実行中のキーボード面、最大温度は46.5℃(室温21.2℃で測定)

  • HUAWEI MateBook 14

    底面の最大温度は46.4℃

  • HUAWEI MateBook 14

    ACアダプタの最大温度は31.8℃

Ryzen 5版とRyzen 7版のどちらを買うか悩ましい

記事執筆時点の直販価格はRyzen 5搭載モデルが109,780円、Ryzen 7搭載モデルが120,780円。両者の価格差は11,000円となっている。Ryzen 7搭載モデルはCPUが上位なだけでなく、ディスプレイがタッチ対応という点も魅力だ。

直販サイト以外でRyzen 5搭載モデルの価格を調べたところ、多くの通販サイトで10万円を切る価格で販売されていた。たとえば仕事で使うPCとして、経費処理の都合などで10万円切りが必須条件なら、Ryzen 5搭載モデルは絶好のマシンだと言えよう。

■MateBook 14 Ryzen5の主な仕様
メーカー ファーウェイ
ディスプレイ 14型WQHDグレアIPS液晶(2,160×1,440ドット、185ppi、輝度300cd/平方m、sRGB100%、コントラスト比1,500:1)
CPU AMD Ryzen 5 4600H プロセッサー(6コア12スレッド、3.00~4.00GHz)
メモリ 16GB DDR4-2666
SSD 512GB(PCIe接続)
グラフィックス AMD Radeon Graphics
OS Windows 10 Home 64ビット
有線LAN -
WWAN -
無線 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN(2×2 MIMO)、Bluetooth 5.0
インタフェース USB Type-C(充電、データ転送、DisplayPort、左側面×1)、USB Type-A 3.2 Gen1(右側面×2)、HDMI(左側面×1)、3.5mmヘッドフォンジャック(左側面×1)
Webカメラ 720p HD(格納式)
セキュリティ 電源ボタン一体型指紋認証センサー
バッテリ駆動時間 約12.9時間
カラー スペースグレー
本体サイズ 約308×224×15.9mm
重さ 約1.49kg