◆Borderlands 3(グラフ12~18)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
一転して傾向が変わるのがBorderland 3。設定方法はこちらのBorderland 3の項目に準ずる。全体的な品質は「高」である。
平均/最大/最小フレームレート(グラフ12~14)を見ると、Radeon RX 6700 XTは2K~2.5Kでは間違いなく最高速、3K以上ではGeForce RTX 3070と同等、といった感じになっている。これはフレームレート変動(グラフ15~18)を見ても明白である。2Kではややスパイクが激しいが、一番落ち込んでも100fps前後だからそれほど大きな支障はないし、そうしたスパイクの時以外はGeForce RTX 3070と完全にグラフが分離しており、明白に性能が異なっているとして良いかと思う。
◆Dirt 5(グラフ19~25)
Dirt 5
Codemasters
https://dirtgame.com/dirt5
設定方法はこちらのDirt 5の項目に準じる。ちなみに設定は
- Antialias:TAA
- Anisotropic Filter:16X
- Detail Preset:High
としている。ちなみにDirt 5はRay Tracing対応ゲーム(今後リリース)という話であるが、現時点ではまだ未対応である。
さてまず平均/最大/最小フレームレート(グラフ19~21)を見ると、丁度GeForce RTX 3060 TiとGeForce RTX 3070の中間、というなかなか絶妙な性能になっている。ただフレームレート変動(グラフ22~25)を見ると、2K/2.5Kに関してはGeForce RTX 3070寄りというか、GeForce RTX 3070よりちょい低いくらいでかなりグラフも被っているが、3K/4KではむしろGeForce RTX 3060 Ti寄りになっているあたりは、やはりInfinity Cacheの容量を96MBまで減らした影響だろうか?
◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.3(グラフ26~32)
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.3
SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/
前回も実施したFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークであるが、今回は標準品質はやめて高品質のみとした。またDLSSを有効にした場合も測定している(GeForce RTX 3060 Ti/3070のみ)(Photo14)。ちなみにDLSSを有効化した場合、解像度は4Kに固定される。
グラフ26がScoreであるが、やはりDLSSによる性能改善は大きい。大きいのだが、4KでDLSS有効より2.5KでDLSS無しの方がスコアが高い事を考えると、さてどっちが良いのか悩むところではある。
それはともかくとして、Radeon RX 6700 XTの性能は、まぁ概ねGeForce RTX 3060 Tiと同等といった所。平均フレームレート(グラフ27)はほぼこの2つが重なっているし、最大フレームレート(グラフ28)はやや下回っているが、最小フレームレート(グラフ29)は健闘しており、この2つがほぼ同等といった感じだ。
この傾向はフレームレート変動でも明白で、Radeon RX 6700 XTはGeForce RTX 3060 Tiにかなり近いが、20秒付近のピークでは明白にGeForce RTX 3060 Tiに差をつけられており、このあたりの傾向がそのまま性能としてとらえて良さそうにも思える。