長瀬の印象を「お兄ちゃんみたいな感じ」と迷わずそう答えた井之脇。現場では「海くんバナナ食べる?」と差し出すなど、井之脇の言う通り面倒見のいい兄貴のような存在になっているようだ。
「ドラマや、アーティスト活動している長瀬さんをお客さんとして見ていて、本当に男が惚れる男だと思います。今回現場で会ってもその印象は変わらない。『長瀬さんのためにラリアット100本受けます!』と思わせてくれるような男性です」と力説。続けて「現場では“どうしたらよくなるのか”を常に考えている方。みんなでディスカッションしてドラマを作っていっていて、その姿を間近で見せていただいて学ぶことが多く刺激をたくさんいただいています」と好影響を受けている。
長瀬とは今回が初共演となるが、実は2人には“不思議な縁”がある。井之脇はそのキャリアを子役からスタートさせているが、2009年放送のドラマ『華麗なるスパイ』(日本テレビ系)において、長瀬演じる主人公の少年時代を演じた経験がある。
「当時は現場でお会いできなかったんですが、その時から勝手に長瀬さんのことを意識して『長瀬さんみたいな大人になりたい』と思っていました。でも今回お会いできて一緒にプロレスシーンを作っていく中で、本当にイメージ通りのかっこいいお兄ちゃんだなって。いつも現場で助けてもらっています」と念願の初共演に目を細める。
長瀬は井之脇が自身の青年期を演じたことを知っているのかと尋ねてみると、「まだ知らないと思います。いや…知っているのかな? 僕からは伝えてない」とか。「伝えるタイミングを逃し続けていまして(笑)。現場ではいつもプロレスの話だったり、次のプロレス技の話だったりをしてしまうので。この話はサプライズってことでとっておく」と笑う。クランクアップ時に言うか聞くと「そうですね。言わないと嘘ついているみたいになるので(笑)、どこかで伝えます!」とはにかみながら約束してくれた。