独自構造の充電スタンド

続いてインタフェースや付属品などを確認。 本体右側面には、マイク入力・ヘッドホン出力・ラインイン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子と、 Thunderbolt 4(USB 4 Gen3 Type-C)コネクタ×2基が並びます。ヒンジ側のUSB Type-Cコネクタの左右には、充電スタンドとドッキングするためのガイド穴があります。

  • FMV LIFEBOOK TH77/E3
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    本体右側面にはUSB Type-Cコネクタが2基。このUSB Type-Cは、Thunderbolt 4、USB 4 Gen3、USB Power Delivery(USB PD)、DisplayPort Alt Modeをサポートしています

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    左側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-Aコネクタと排気口

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    ACアダプタはUSB Type-Cです。ケーブルを巻き付けて持ち歩けます

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    入力は100-240V~1.8A、出力は20V/3.25A、15V/3A、9V/3A、5V/3Aに対応しています

本体左側側面には、 USB 3.2 (Gen1 Type-A コネクタ×1基と、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットがあります。 USBメモリや様々な周辺機器に使うUSB Type-Aが1つなのは気になる点かもしれません。使い方にもよりますが、複数のUSB Type-Aコネクタを持つセルフパワー型のUSBハブを用意しておくと安心です。セルフパワー型とはACアダプタでUSBハブに電源を供給するタイプで、USBハブから周辺機器への電源供給に余裕があります。一方、PC側のUSBポートからの電力だけで動作するUSBハブは、バスパワー型といいます。

このほか、ディスプレイ上部にWindows Hello対応の顔認証対応Webカメラを配置。内蔵マイクはカメラの左右と本体底面に合計4つを備えています。Bluetooth接続のワイヤレスマイクも付属です。

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    TH77をテレビなどに接続するために使う充電スタンド。背面にはHDMI端子とUSB Type-C端子

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    充電スタンドにはUSB Type-Cコネクタが

リビングのテレビへ手軽に画面出力

そして最大の特徴となるのが充電スタンドです。コの字型フォルムをした充電スタンドは、本体右側面を挟み込むように差し込む仕組み。コの字の内部(充電スタンド正面)にUSB Type-Cコネクタとガイド(突起)があり、TH77をしっかりと固定します。

充電スタンドの側面(外側)には、HDMI出力とUSB Type-Cコネクタ。このUSB Type-Cに、付属のACアダプタをつないでおくと、TH77を差し込んだときに充電できます。

さらに面白いのが、というかこれがメインの機能でもあるのですが、充電スタンドのHDMI出力とテレビのHDMI入力を接続しておくわけです。すると、充電スタンドにTH77をセットするだけで、TH77の画面をテレビに出力できます。家族と一緒に、TH77でアクセスするYouTubeやNetflix、TH77に保存した写真や動画を大画面テレビで楽しめるというわけ。

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    リビングの大画面テレビと接続したところ。充電スタンドにTH77を取り付けると、液晶を閉じた状態でも画面が出力され、操作可能です

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    充電スタンドにセットすると、こんな感じ

また、富士通のPCに共通でセットアップされている音声アシスタント「いつもアシストふくまろ」も使えます。

TH77を充電スタンドにセットした状態で、ふくまろとの会話に対応。またはTH77がスリープ状態でも音声によるコマンドを受け付け、YouTubeを開いたり、天気を確認するといった音声操作が可能です。

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    プリインストールされている「いつもアシスト ふくまろ」

ただ、音声の認識精度は、まだまだ、といった印象。Amazon EchoやGoogle Homeと比べるといまひとつで、今後に期待です。

一方でHDMIによる大画面出力は便利。特に、インターネット接続できるスマートテレビが対応していないサービスを大画面で楽しみたいときにぴったり。別途、ワイヤレスキーボードを用意すれば、デスクトップPCのようにも使えます。なお、TH77は本体にHDMI端子を搭載していません。デュアルディスプレイ環境を作るには、本体右側面のUSB 4 Gen3 Type-Cコネクタに変換アダプタ(USB Type-CのDisplayPort信号をHDMI出力に変換、別売)を取り付ける必要があります。