――コロナの影響を大きく受けた今年も残り1カ月半ですが、振り返ってどんな年でしたか?
雄大:しんどかったですね。ぶっちゃけ、僕は「マジで良かったなぁ」とは思えない。いろんなアーティストさんも、「今年勝負や」という人たちがいたと思うんですけど、マジで僕ら勝負だったので、やっぱりフェスに出るとか、ツアーをやるとか、バンドらしい活動をもうちょっとしたかったなというのがありますね。去年とかまで全然お客さんも入らなかったので、「自分らのワンマンツアーでこんなに(客席が)埋まってるんだなあ」という景色も、夏フェスに出て野外で歌うという景色もまだ見れていないので。もちろん、できることは自分らでもやったつもりですし、いろいろ考えてコロナ禍でもやれることを日々模索して頑張れてはいるのかなと思いますけど、僕はやっぱりバンドである以上ライブが一番の主戦場だと思ってるので、そこは悔しいというのがありますね。
――歯がゆい、という感じですかね。
雄大:そうですね。歯がゆいですね僕は。ライブがしたい。
圭吾:「コロナやからできることを」とは言ってますけど、実際にライブができなかったので、これは「悔しかった」で終わらせていいと思っています。来年にその悔しさを爆発させるために、今年は前向きな「悔しい」で完結っていう感じですね。
雄大:やっぱバンドってライブをして成長していくと思ってるので。でも僕らは僕らで今年も今までにない経験をさせてもらったので、そういう意味ではすごい成長できたかなと思いますね。
■“売れてるバンドの地方遠征”を経験したい
――それを踏まえて、来年の目標というのは。
雄大:まずは大阪城ホールのワンマン(2021年7月11日)も発表しているので、お客さんを入れてちゃんとSOLDして成功させたいですね。来年は大多数の人がNovelbrightを知ってるって言ってもらえるくらいになりたいかなと思いますね。
ねぎ:ライブでいろんなところ行きたいですね。
雄大:そうですね、いろんなところにいきたいですね。今年も本来いろんなところに行けるはずやったので、行ったところのない地方に行きたいです(笑)。アリーナツアーやって…みたいなバンドの夢もいいんですけど、今まで自分たちで車を運転して、片道半日かけて行った仙台でお客さん十何人しかおらんみたいなライブを2年前までしていたので、普通に地方行って、普通にライブをして、お客さんがパンパンで、終わった後その地方のうまいもん食ってっていう、ベタな“売れてるバンドの地方遠征”を経験したいです(笑)
ねぎ:ずっと憧れのままやからね(笑)
雄大:そうそう。「ああ、海斗くんが夜の街に消えてった…」みたいな(笑)
海斗:インタビューやぞ、これ! やめてくれ、自粛!
■映画、バラエティ、ラジオ…他ジャンルにも意欲
――今回のCM撮影のように、ほかのジャンルでやってみたいことはありますか?
ねぎ:映画のキャストをやりたいです。「通行人D」から始めたいです(笑)
聡次郎:ちゃんと下積みから(笑)。本気のやつやないか!
雄大:俳優やりたいというわけじゃないですけど、ボーカリストとしていろんな表現力を高めるというのはすごい興味あるんで、僕もちょい役で。「通行人A」とかで(笑)
ねぎ:ボーカルとドラムの差!
圭吾:僕はしゃべるのが結構好きなので、音楽関係なしに、バラエティ番組とかに出たりしたいです。
雄大:『しゃべくり007』とか『ダウンタウンDX』とか出たいです!
ねぎ:『相席食堂』に出たいです。あれ絶対楽しい!
聡次郎:メンバーで自分たちの番組を持って、ほかのジャンルの人を呼んで根掘り葉掘り聞くみたいな番組は、普通に客観的に見たいっすけどね(笑)。僕、バラエティとか全然見なかったんですけど、コロナでサブスクからすごい見るようになって、「こういうの面白いな!」と思ったんで。
雄大:僕、結構MCとか好きなんで、回したいですね。あとずっと言ってるんですけど、前に単発でやらせてもらった『オールナイトニッポン』をレギュラーでやりたいですね。
海斗:グッ…
一同:「グッ!?」(笑)
雄大:「グ」から始まるやりたいことあるん?
海斗:違う違う! 笑うの堪えたの! 「グフフ」の「グ」です(笑)