◆Borderlands 3(グラフ16~22)

Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/

ここからはGame Benchmarkを。まずはBorderland 3。設定方法はこちらのBorderland 3の項目に準ずる。全体的な品質は「高」である。

  • グラフ16

  • グラフ17

  • グラフ18

まず平均/最大(グラフ16・17)フレームレートを見ると、「なんかCore i9-10900Kデータ取り間違ったか」と不安になるぐらいにCore i9-10900Kの性能が伸びない。ただ以前GeForce RTX 2080 Superを使った際の結果よりは伸びている(GeForce RTX 3080なのだから当たり前だ)し、やり直しても同じ結果なので、もうこれはこういうものなのだろう。それはともかく、2.5Kから先はGPU側がボトルネックだが、2KではCPU側がネックであり、ここでのRyzen 5000シリーズの伸びは明確である。

  • グラフ19

  • グラフ20

  • グラフ21

  • グラフ22

これはフレームレート変動からも明らかで、2K(グラフ19)ではRyzen 3000シリーズとRyzen 5000シリーズが明確に分離したグラフになっている。2.5K~4K(グラフ20~22)では、Ryzen 3000シリーズと5000シリーズはほぼ一体化(なぜが3Kのみ、Ryzen 9 3900XTが妙にフレームレートが高い)しており、高解像度ではGPU側がネックになるのでCPU差が出ない、というセオリー通りの結果になっている。

◆F1 2020(グラフ23~29)

F1 2020
Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2020/

設定方法はこちらのF1 2020の項目に準じる。描画品質はUltra Highである。

  • グラフ23

  • グラフ24

  • グラフ25

F1 2020はやや軽めのゲームということもあってか、2.5KあたりまではややCPUネックといった傾向であるが、平均フレームレート(グラフ23)を見ると最高速なのはRyzen 7 5800Xになっている。Ryzen 9 5900XはCore i9-10900Kと同等といったところ。最大フレームレートはややインフレ気味だが、2Kの場合はやはりRyzen 7 3800Xが最高速で400fpsを達成している。これは最小フレームレート(グラフ25)も同じ傾向であり、Ryzen 7 5800Xが最高速で、Ryzen 9 5900XとCore i9-10900Kが同等、Ryzen 3000シリーズがその下という感じだ。

  • グラフ26

  • グラフ27

  • グラフ28

  • グラフ29

こうした傾向はフレームレート変動(グラフ26~29)からも見て取れる。特に2Kでは、Ryzen 5000シリーズ+Core i9-1090KとRyzen 3000シリーズが割と明確にグラフが分離しており、これが要するにCPU性能の差という形だ。ただ2.5K以上だとこの差を実感するのは難しそうだが。

◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.2(グラフ30~36)

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.2
SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/

設定方法はこちらに準じる。今回は高品質のみで実施した。

  • グラフ30

今更、のFinal Fantasy XVであるが、このベンチマークは圧倒的にIntel系CPUが上位に付ける傾向があり、少なくともZen 2ベースのRyzen 3000シリーズでも勝てなかった。これがどうか、を見たかったわけだ。ということでグラフ30がその結果である。Ryzen 7 5800XがCore i9-10900Kとほぼ同等。Ryzen 9 5900XはCore i9-10900Kを上回り、やっとこれで性能的にイーブンを超える、というところまできた形だ。

  • グラフ31

  • グラフ32

  • グラフ33

ついでなのでOCATを使って実フレームレートの測定も行ってみた。測定はスコアのカウントアップが始まった段階からスタート、ベンチが終了してファンファーレが鳴り終わった段階でストップとしている。グラフ31~33が平均/最大/フレームレートで、グラフ30と31を見比べると概ね同じ傾向ながら、単純に平均フレームレートの数字からスコアを算出している訳ではないと思われる。そして2K/2.5Kのどちらでも、Core i9-10900Kは平均/最大共にRyzen 5000シリーズに僅かながら及ばないあたり、性能の向上は明白である。

  • グラフ34

  • グラフ35

  • グラフ36

フレームレート変動(グラフ34~36)も色々興味深い。元々変動の多いゲームだとは思っていたが、ここまで多かったかという感じである。とりあえずGeForce RTX 3080を使えば2K/2.5KではどのCPUであっても快適だが、4Kの場合はしばしばピークが50fpsを割り込む事がある、というあたりがこれの難しいところだろうか。その意味では解像度は2.5Kあたりまでに留めてプレイするのが幸せかもしれない。

◆Horizon Zero Dawn(グラフ37~43)

Horizon Zero Dawn
SIE
https://www.jp.playstation.com/games/horizon-zero-dawn/

設定方法はこちらのHorizon Zero Dawnの項に準じる。今回もクオリティ優先で測定を行った。

  • グラフ37

  • グラフ38

  • グラフ39

このゲームもGeForce RTX 3080を利用すると、ほぼCPUネックになっているという感じは以前もあったが、GeForce RTX 3080のみでCPUを変化させると、こんな具合(グラフ37・38)で、もうCPU性能の差がそのままフレームレートという形で示されているとしか思えない。

  • グラフ40

  • グラフ41

  • グラフ42

  • グラフ43

最小フレームレート(グラフ39)は暴れまくりなので無視するとして、フレームレート変動(グラフ40~43)を見ると、どの解像度でも30~60秒くらいと110~150秒くらいの範囲は明確にCPU性能に応じてフレームレートが分かれる感じになっている。Ryzen 5000シリーズはどの場合でも一番高いフレームレートを維持できており、性能の高さの実証ともなっている。