推奨スペックより上のPCでは高パフォーマンス、不安も残る
PC版『Horizon Zero Dawn Complete Edition』は、発売時に多くの不具合が見つかったことで話題になりました。クラッシュ・セーブデータ消失・特定のGPUや環境下での低フレームレートといったバグが報告され、5回にわたるパッチにより修正が試みられています。
そのおかげで筆者がプレイした際には、クラッシュやセーブデータ消失は確認できませんでした(※最新パッチ1.05を適用時、2020年9月16日配信)。
一方、低フレームレートはどうでしょうか。PC版ではベンチマークツールが導入されているので、画質設定ごとの平均フレームレートを調べてみました。
ちなみに筆者は推奨スペックよりも高い、つまりPS4 Proの性能を上回るPCを使っています。Steam掲載の推奨スペックは、PS4 Proの性能よりも少し上です。
・推奨スペック
CPU:Intel Core i7-4770K or AMD Ryzen 5 1500X
GPU:GeForce GTX 1060(6 GB) or Radeon RX 580(8GB)
メモリ:16GB
・筆者使用PCスペック
CPU:Intel Core i7-10700K
GPU:GeForce RTX 2060 SUPER(8GB)
メモリ:16GB
画質設定にはプリセットで4つのモード(パフォーマンス優先、デフォルト、クオリティ優先、最高画質)があります。
筆者のPCスペックでは、PS4 Proを大きく上回る結果に。4K・HDR/デフォルトでも快適にプレイできました。
ただ最新パッチノート(※2020年9月16日配信)には、今も不具合として「特定のGPUや環境下での低フレームレート」が記載されています。
最高fps・最低fpsの振れ幅も大きく、依然としてパフォーマンスが不安定な状態のようです。推奨スペックに近いPCでは、PS4 Pro以上のパフォーマンスが出ないという報告もあります。
機材に自信があるならオススメしたい作品
いくつか不安な点は残りますが、筆者のPCでは高パフォーマンスを出してくれたPC版『Horizon Zero Dawn Complete Edition』。筆者と近い、またはそれ以上のスペックのPCを持っている人には、自信を持っておすすめしたい作品です。特定の環境下での低フレームレートが発生していはいますが、筆者と似た構成のPCであれば、より安心してプレイできるでしょう。
なお、2021年には続編『Horizon Forbidden West』(PS4/PS4 Pro/PS5向け)の発売が予定されています。
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