コーチングを成功させるための3つのポイント
傾聴する
傾聴とは、相手の話し方や表情・しぐさなどに注意を払いながら、話をしっかり聴くことです。傾聴には相手をありのまま受け入れる「受容」と、話をその通りだなと感じる「共感」の2つのポイントがあります。
クライアントのありのままの姿を受け入れることで、信頼関係を築きます。またクライアントの話に共感することで、クライアントの自己肯定力が高まります。
質問する
コーチングにおける質問は、クライアントに「気づきを与える」ことがポイントです。例えば、営業で理想の結果が出せない場合の質問として、次の質問が考えられます。
(1)どうして売れないの
(2)売れない原因はどこにあるんだろう
(1)は間接的に「売れない原因はあなたにある」と相手を非難しており、言われた相手はネガティブな感情が先立ってしまいます。これでは自己成長はのぞめません。一方、(2)の質問では、問題の原因が相手にあるのではなく、原因を考えさせるきっかけをつくっています。
コーチングの質問では、クライアントが自分の言葉で回答を導けるように誘導していくことが大切です。
承認する
承認とは、相手の長所を言葉や態度でほめることです。ここで注意したいのが、相手が実際に持っていないスキルなどをほめると、お世辞になってしまうこと。お世辞を言っても相手と信頼関係は築けないため、相手が実際に持っている長所に対する承認を、言葉や態度などでしっかり伝えましょう。
人は承認されると、その言動を繰り返したくなります。ある程度効果が現れて定着してきたら、承認するタイミングのポイントを絞ると効果的です。
【まとめ】コーチングで目標への最短到達を実現しよう
コーチングは指導者とクライアントの信頼関係のもと、クライアントに気づきを与え続けることで行動や意識を変え、目標/ゴール達成へ導く手法です。
クライアントごとに指導内容が異なるため手間も時間もかかりますが、クライアントがポジティブに取り組めるため、目標/ゴールを達成後の次のステップにも有効です。クライアントが「目標達成できる」と信じ、二人三脚でゴールを目指していきましょう。