――2012年にデビューされたお二人ですが、8年経ってなにか変わった点はありますか?
昴生:前はほんまにずっと一緒で、よくごはんにも行ったりもしましたが、最近はあまり行かなくなりました。
亜生:寂しいです。
――それは、昴生さんが結婚されたからですか?
昴生:結婚とかではなく、仕事でずっと一緒なので、1人1人の時間がないとラジオでトークする時など、話のネタがなくなるんです。だから、最近はある程度、線を引くようにはしてます。楽屋で、ほんまは話したいことがあっても、そういう理由でだんまりを決め込む時があるんですが、スタッフさんから、喧嘩してるんかなと思われて、気を遣われることもあります(苦笑)。
――ちなみに、本気で喧嘩することもありますか?
2人:あります。
――そういう時、どちらから折れるんでしょうか?
亜生:折れるとかじゃなく、すんなり仲良くなれます。
昴生:たとえ喧嘩をしても、尾を引かないし、次の日まで引っ張ることはまずないです。そこは兄弟で良かったかなと。他人同士のコンビやと、そうはいかないと思いますが。「こいつはこういう人間やし」と、お互いに諦めてるのかなと(笑)。
亜生:言ってもしゃーないし(笑)
昴生:ただ、世間的には、僕のほうが楽屋で、屁をこいたり、ゲップをしたりするイメージがあると思いますが、まったく逆ですから。それだけは伝えたい!
亜生:え、どういうこと? 僕、おならとかしたことないですけど。
――最後に、お笑い以外の仕事をすることのメリットについて聞かせてください。
昴生:もちろん、俳優や声優のお仕事は、僕らにとってプラスになるとは思います。芸事には通じるところがあるし、いろんな経験をしたほうが身になると思うので。だから、呼んでもらったら行きますが、絶対に本業を忘れたらあかんなと。
亜生:やっぱり本業が声優の僕としては……。
昴生:違う! スタンス間違えてるから。
亜生:ヘイ、スタンス!
――亜生さんも、同じ思いでしょうか?
亜生:僕は、どっちもやっていいと思います。いろんなことを吸収できるし、それぞれにいい影響がありますし。
昴生:このあと、ラジオを録るんですが、『トロールズ』の話で1本いけますし。
亜生:いろんな人との巡り合わせがあって、本当にありがたいです。
2012年に結成した兄弟お笑いコンビ。ツッコミ担当の兄・昴生が1986年4月13日生まれ、ボケ担当の弟・亜生は、1988年7月22日生まれで、共に京都出身。『M-1グランプリ2017』3位、『M-1グランプリ2018』4位。また、2019年に「第54回上方漫才大賞」新人賞、2020年に「第5回上方漫才協会大賞」大賞を受賞。昴生は俳優として、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20)に出演、亜生は、実写版『ライオン・キング』(19)に声優として参加。
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