計画性は、仕事を進めるうえでなくてはならない能力です。就活の自己PRでも、計画性は十分武器になる長所ですが、さらに伝え方を工夫することで、会社に貢献できる人材であるとアピールすることができます。

本記事では、就活や転職時の自己PRに、計画性を取り上げる際のポイントや、履歴書・職務経歴書に記載するのにちょうどいい長さの例文を紹介します。

自己PRで「計画性」をアピールする書き方のコツ

履歴書・職務経歴書の自己PR欄に書く文章を検討するときの基本的な進め方を確認しながら、自己PR欄に計画性をアピールする書き方のコツについて説明します。

  • 自己PRで「計画性」をアピールする書き方のコツ

    自己PRで「計画性」をアピールする書き方のコツ

説明の順番は結論・詳細・今後の活かし方

履歴書・職務経歴書の自己PR欄の書き方は、結論・詳細・今後の活かし方の順番で考えます。結論は、自分の長所を端的に伝える文章です。計画性を伝えるなら、どのような計画性があるのかを具体的に示します。計画性を最初の一文でアピールする例文は以下の通りです。

  • 私の長所は、無理のないスケジュールを立てて納期を守る計画性です。
  • 私は、計画的に目標を達成して期限を守ることに自信があります。
  • 私の強みは、柔軟に状況をスケジュールに反映しながら進める計画性です。

単純に「私の強みは計画性です」としてもいいのですが、どのような計画性があるかを一歩進めて表現すると、より具体的でイメージしやすい長所になります。

詳細は過去の実体験をもとにする

詳細部分では、計画性を発揮した過去の実体験をもとに、以下のように話の流れを作ります。

  • どのような課題があったか
  • その課題を、計画性を活かしてどのように解決したか
  • 解決した結果どのような成果を得たか

過去のエピソードをいくつも列挙してから、そのなかで上記の説明をしやすいエピソードを選び、順番に書き進めていきましょう。

課題・解決方法・結果を明確に示すことによって、自身の長所が再現性の高いものであることを証明する気持ちで説明を考えます。

解決方法は、苦労したことも盛り込むといいでしょう。結果については、数字をはっきりと示せるなら、その方が客観的なのでおすすめです。

計画性を仕事でどのように活かせるかを説明

詳細で自分の長所が再現性の高いものであることを説明したら、最後に計画性を仕事でどのように生かせるかを説明しましょう。

会社に自分がどのように役立つか説明する部分なので、自己PRで一番重要なパートです。自分の言葉で、自分の希望している仕事で働く姿を採用担当者にイメージしてもらえるよう、表現を工夫してください。

作業に優先順位をつけられることもアピール

計画性をアピールする場合は、単純にスケジューリングをするだけでなく、各作業に優先順位をつけることも重要です。先に済ませておかないと他の作業が進められないという重要な作業や、他チームとの連携部分は早く完了するようスケジューリングしなければなりません。

計画的に作業を進めるという説明のなかで、作業に優先順位をつけていることも伝えるよう工夫しましょう。

リスク管理もできることをアピール

計画的に仕事を進めていても、アクシデントで仕事が予定通り進まなくなることは少なくありません。アクシデントを織り込んで余裕のあるスケジュールを組む、あるいはスケジュールの組み直しや新しいメンバーのアサインなどで対応した経験があればぜひアピールしてください。

計画性もあってリスク管理ができる人材は、優秀なマネージャーとして期待されます。