世帯別の電気代の平均と電気代を節約するコツ
ここからは、世帯ごとの平均的な電気代と具体的な電気代節約のためのポイントをご紹介します。
世帯別に見た電気代の平均
2018年の総務省統計によると世帯別の電気代平均は下記になります。
2人~5人世帯の電気代平均額(2018年総務省統計)
家族構成 | ひと月の平均電気代 | 年間の平均電気代 |
2人家族 | 9,559円 | 114,708円 |
3人家族 | 11,024円 | 132,288円 |
4人家族 | 11,719円 | 140,628円 |
5人家族 | 12,846円 | 154,152円 |
2人以上の世帯では、年間で10万円以上のお金を電気代に充てていることがわかります。この金額をできるだけ低くするための生活上の節約の知恵をまとめました。
今すぐできる電気代を節電するコツ
エアコン編
エアコンは消費電力が大きい家電の一つだけに、節約の効果も大きいです。以下の点に気をつけて使うようにしましょう。
・設定温度を上げ下げしすぎない
・サーキュレーターを併用する
・運転モードは「自動運転」にする
・室外機まわりをチェックする
・フィルター掃除を定期的にする
冷蔵庫編
冷蔵庫も年間での消費電力が大きい家電の一つです。冷蔵庫の電気代を節約するためには、以下のことに注意しましょう。
・扉は開けたらすぐ閉める
・無駄なものは入れない
・料理は冷ましてから入れる
洗濯機編
特に大家族の家庭では一日に何度もフル回転する洗濯機も、節約次第で大きく電気代を圧縮できます。洗濯機の電気代を節約するためには、以下のことに気をつけて使いましょう。
・洗剤は適量を守る
・まとめ洗いをして回数を減らす
・洗濯物を無理に詰め込まない
テレビ編
食卓の団らんに欠かせないテレビも、以下のことに気をつけて使うと節約につながります。
・主電源をこまめに切る
・画面の明るさを調整する
トイレ編
トイレも節電ができる家電の一つです。暖房便座のトイレを使用する場合は以下のことに気をつけて使いましょう。
・便座の温度設定を下げる
・トイレの蓋はいつも閉める
電気代自体をさらに安くする方法
電気代を節約する方法としてこれまでご紹介した方法も効果的です。しかし、電気代の節約方法はこれだけではありません。毎日の心がけだけではできない、根本的な節約方法をいくつかご紹介します。
契約している電気プランを見直す
電気の基本料金は、契約アンペア数や契約会社によって決まります。同じ電力会社でも、契約アンペア数を下げればそれだけで基本料金を減らせます。ただし、契約アンペアを下げると一度に使える電力量が下がるため、ブレーカーが落ちやすくなります。家族構成に合わせてアンペア数を選択しましょう。
電気代の支払い方法による割引制度を使う
電力会社によっては、口座振替割引などの割引制度を導入しているところもあります。その場合は、電気代の合計額から該当の金額が割り引かれます。支払い方法を見直すだけでも電気代の見直しができます。
省エネ家電に切り替える
家電の消費電力は、商品によって異なります。買い替えを検討するときは、どのくらい電力を使うのかを意識して商品を選んでみてください。
古い家電は電力を多く使う傾向があります。特に、エアコンのような消費電力が多い家電は、古い物を長く使い続けるよりも、買い替えたほうが省エネ性能は上がり、節約につながります。
電力会社を切り替える
電力自由化という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。電力会社を居住地域に縛られることなく自由に選べるという仕組みです。
基本料金に関して、基本料金が設定されていない電力会社もあるため、現状の電気代や電気使用量と相談をしてなるべく安く電気代が抑えられる電力会社と契約するのも効果的な手段です。
電気代を見直して節約につなげよう
毎日、何気なく使っている家電は、使えば使うほど電気代が高額になってしまうため、使い方に注意しましょう。家電の消費電力量を意識するとともに、普段の電気代の明細をあらためて見直してみてください。
電気代を計算する仕組みを知り、それぞれの家族構成や電気の使い方に合ったプランや電力会社を選択することが、電気代の節約につながります。