電気代の明細書の読み方とプランの種類

電気代の明細書の項目には、さまざまな数字が記載されています。実際の料金体系は電力会社によって異なりますが、ここでは明細書の項目を例にとって、それぞれの金額がどのような意味を持っているのか解説します。

  • 電気代の明細書の読み方とプランの種類

    電気代の明細書の読み方とプランの種類を解説します

基本料金

基本料金は、電気を使っても使わなくてもかかるお金を指します。ただし、電力会社によっては基本料金が0円のプランもあります。

電力量料金 (第1段階料金、第2段階料金、第3段階料金)

電力量料金 は、電力使用量に応じてかかる電気代です。使用量が多くなればなるほど、電気代の単価が高くなります。 第1段階料金が最も安く、第2段階料金、第3段階料金と上がっていきます。 なお、段階別の料金を設定しておらず、一律料金の電力会社もあります。

主な電力会社の電気量料金の平均は約26円になります。

電力会社 電気量料金
東京電力 26.48円
中部電力 25.54円
関西電力 25.8円
北海道電力 30.27円
東北電力 25.33円
北陸電力 21.74円
中国電力 27.47円
四国電力 26.99円
九州電力 23.06円
沖縄電力 28.49円
東京ガス 23.88円
大阪ガス 25.3円

燃料費調整額

燃料費調整額は、電力会社が予定していた燃料買いつけの価格と、実際の価格の差額を調整するためのものです。価格のずれを調整するためのものであるため、価格が想定よりも安ければマイナスになり、想定よりも高ければプラスされます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、風力発電や水力発電、太陽光発電など、再生可能エネルギーを使った電気を買い取るためのお金です。再生可能エネルギーの普及を目的として、実際に使った電気量に応じて負担します。

基本料金には従量電灯(アンペア制)と最低料金制がある

電力会社の提供する電気料金プランには、従量電灯と最低料金制があります。

一般的で、多くの方が契約しているのが従量電灯と呼ばれるプランです。従量電灯というのは、契約しているアンペア数によって基本料金が変わるプランになります。

一方で、最低料金制というのは、一定の電気の使用量分が既に含まれているプランです。また、電力会社の中には、基本料金制度そのものがないというプランもあります。

従量電灯制の主な電力会社

北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、九州電力

最低料金制の主な電力会社

関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力

基本料金がない主な電力会社

Looopでんき、親指でんき、あしたでんき、ソフトバンクでんき、楽天でんき