9月26日にはOfficial髭男dismの生配信ライブを予定しているが、これまでのライブ配信で高評価を得て、ほかにもいろいろな企画が予定されているという。「それ以外もラインナップされていくので楽しみにしていただけたら」と予告。その上で、「今後のラインナップが充実しているからといって安心してはダメ。アーティストさんもいろんなサービスに声をかけらていると思うので、その中で選ばれる存在になっていかないといけない」と気を引き締めた。
コロナ禍だからこそ、さまざまなアーティストが挑戦している配信ライブだが、世界中のどこにいても視聴できるというのは、コロナ関係なくメリットとして感じている人は多いはず。主催者側としても、会場のキャパシティによる制限がなく、視聴してもらえることができるというメリットもある。アフターコロナにおけるライブ配信需要はどうなっていくのか。
津田氏は「距離など物理的な問題を解決できる。東京で行っているライブを例えば九州の方が見られたり、需要は増すと思います」と予想。「先日、山下達郎さんもライブ配信されていましたが、今まで動画配信されたことがないアーティストさんもコロナをきっかけに挑戦されているので、今後ますます、アーティストさんの配信ライブが増えるかと思います」と述べた。
とはいえ、「アーティストさんはこだわりが非常に強いので、やっぱり生じゃないと難しいと思っている方もいる」と津田氏。「そことクロスする部分をどうやって作っていくか。アーティストさんの希望に寄り添っていきたい」と言い、「コロナでエンタメの楽しみ方が変わり、今後どうなっていくのか予想できないところがあるので、権利元さんのやりたいことに応え、応えるだけではなく提案していきたい。そして、トライアンドエラーを繰り返し、パートナーとして選ばれる存在であり続けたいと思います」と語った。
最新技術ともコラボレーションしているGYAO!。津田氏は「さまざまな企業と連携しており、オリジナルコンテンツを作りやすい環境だと思っています。例えば我々はソフトバンクグループですので、ソフトバンクの5GやVRとコラボレーションしており、2Dを見たあとに、VRやマルチアングルの映像を見られるコンテンツも。『ビバラ!オンライン2020』もVRとマルチアングルで配信しているので、ライブ会場のステージの前に自分がいるような感覚で見られます」とアピールする。
そして、最後に視聴者に向けて「GYAO! は音楽に限らず、テレビドラマ、お笑い、バラエティ、映画、韓流など、幅広いジャンルを扱っており、いろんな趣味嗜好を持っている方が訪れてくださる場だと思っています。ある番組を見に来た方が、こういう配信もやっているんだと知り、今まで興味がなかったことに興味を持ってファンになっていく。そういう出会いの場になっていきたいと思っているので、GYAO!をのぞいて見てもらえたらうれしいです!」と呼びかけた。