最新ビジネス向けノートPCの実力をチェック
ベンチマークを行い、性能を数値で確認してみましょう。使用したのは「CINEBENCH R20」「PC Mark 10 Extend」「Octane 2.0」「CrystalDiskMark」です。
どのテストでも、ビジネス向けノートPCに求められるパフォーマンスを十分に満たす高いスコアを記録しました。かわるがわるさまざまなアプリケーションを起動しては閉じ、開いては操作するPCMark 10では、動作のすべてが高速で描画されていました。また重い負荷がかかるシーンでもファンノイズはかなり静かだったことも印象的です。
業務中にゲームはしないと思いますが、隠れてゲームをしたいエグゼクティブのために「ドラゴンクエストX」「FF14 漆黒のヴィランズ」を使用し、ゲームでもベンチマークを実施しました。解像度はいずれもディスプレイに合わせてフルHD、描画品質は最も軽量化して設定しています。
結果はFF14 漆黒のヴィランズは「普通」、ドラゴンクエスト10のゲームベンチでは「快適」と、すこし苦戦。業務中こっそりゲームするなら他のPCがオススメです。
高級ビジネス向けノートPCの決定版
ベンチマークテストのスコアはスペック相応の結果ではありましたが、一般的なビジネス用途を十分に満たす高速性能を発揮。個人的には、第8世代Intel Core i5-8350Uを搭載する筆者の普段使いのノートPCよりも段違いに軽快で高速な動作に驚きました。
特に今年の最新モデルから搭載されたDell Optimizerは、ユーザーの利用形態を学習して最適化を行う無二の存在。標準税別価格は387,800円、現在適用されている94,820円の割引を差し引いても292,980円と決して安価ではありませんが、「エグゼクティブ向け」を謳い高い性能・機能を誇る本製品なら、ビジネスの強力なパートナーとしてコスト以上の活躍ができると言えそうです。
CPU | Intel Core i5-10310U(4コア8スレッド/1.6GHz~4.4GHz/15W) |
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メモリ | DDR4-2133MHz 8GB/デュアルチャネル |
ストレージ | M.2 NVMe SSD 128GB |
OS | Windows 10 Pro 64ビット版 |
ディスプレイ | 15.0型フルHD(1,920×1,080ドット)光沢液晶ディスプレイ |
グラフィックス | Intel UHD Graphics |
ネットワーク | IEEE 802.11ax、Bluetooth 5.1 |
インタフェース | Thunderbolt 3(USB Type-C)×2、HDMI 2.0、 USB 3.1 Gen1 Type-A、カードリーダー、ヘッドホン出力 |
バッテリー | 52Whr ExpressCharge 対応 |
サイズと重さ | W340.2×D215.8×H13.99mm、1.4kg |