最新ビジネス向けノートPCの実力をチェック

ベンチマークを行い、性能を数値で確認してみましょう。使用したのは「CINEBENCH R20」「PC Mark 10 Extend」「Octane 2.0」「CrystalDiskMark」です。

  • PCMark 10 Extend「2726」

  • CINEBENCH「CPU:1322pts」

  • Octane Score「45850」

  • CrystalDiskMark

どのテストでも、ビジネス向けノートPCに求められるパフォーマンスを十分に満たす高いスコアを記録しました。かわるがわるさまざまなアプリケーションを起動しては閉じ、開いては操作するPCMark 10では、動作のすべてが高速で描画されていました。また重い負荷がかかるシーンでもファンノイズはかなり静かだったことも印象的です。

業務中にゲームはしないと思いますが、隠れてゲームをしたいエグゼクティブのために「ドラゴンクエストX」「FF14 漆黒のヴィランズ」を使用し、ゲームでもベンチマークを実施しました。解像度はいずれもディスプレイに合わせてフルHD、描画品質は最も軽量化して設定しています。

  • ドラゴンクエストX「5600、快適」

  • FF14 漆黒のヴィランズ「2359、普通」

結果はFF14 漆黒のヴィランズは「普通」、ドラゴンクエスト10のゲームベンチでは「快適」と、すこし苦戦。業務中こっそりゲームするなら他のPCがオススメです。

高級ビジネス向けノートPCの決定版

ベンチマークテストのスコアはスペック相応の結果ではありましたが、一般的なビジネス用途を十分に満たす高速性能を発揮。個人的には、第8世代Intel Core i5-8350Uを搭載する筆者の普段使いのノートPCよりも段違いに軽快で高速な動作に驚きました。

特に今年の最新モデルから搭載されたDell Optimizerは、ユーザーの利用形態を学習して最適化を行う無二の存在。標準税別価格は387,800円、現在適用されている94,820円の割引を差し引いても292,980円と決して安価ではありませんが、「エグゼクティブ向け」を謳い高い性能・機能を誇る本製品なら、ビジネスの強力なパートナーとしてコスト以上の活躍ができると言えそうです。

CPU Intel Core i5-10310U(4コア8スレッド/1.6GHz~4.4GHz/15W)
メモリ DDR4-2133MHz 8GB/デュアルチャネル
ストレージ M.2 NVMe SSD 128GB
OS Windows 10 Pro 64ビット版
ディスプレイ 15.0型フルHD(1,920×1,080ドット)光沢液晶ディスプレイ
グラフィックス Intel UHD Graphics
ネットワーク IEEE 802.11ax、Bluetooth 5.1
インタフェース Thunderbolt 3(USB Type-C)×2、HDMI 2.0、
USB 3.1 Gen1 Type-A、カードリーダー、ヘッドホン出力
バッテリー 52Whr ExpressCharge 対応
サイズと重さ W340.2×D215.8×H13.99mm、1.4kg