基本は横画面。左右スピーカーで動画視聴が◎
筆者の場合(落下損傷に備えて)すべてのスマートフォンに手帳型のケースを取り付けているが、F(x)tec Pro1はスライド式キーボードというギミックの関係で、ケースの取り付けはほぼムリだ。代わりに専用スリーブが同梱されている。
3.5mmヘッドホン端子の搭載に加えて、横画面時の左右(縦画面では上下にあたる)にスピーカーがある。本体をスライドするとディスプレイに傾斜が付くので、音楽を聞いたりビデオを見る場合、そのまま机に置いて視聴するのに適していた。
カメラは2眼、専用のシャッターボタンも
カメラはフロントが固定焦点F2.0の8MPレンズ。リアがF1.8の12MPレンズ(Sony IMX363)に、固定焦点5MPレンズが補助に付くデュアル構成となっている。
動画視聴も「基本は横持ち」の使い方だったが、カメラも同じ。横持ちにしたときに専用のカメラボタンが付いている。一般的なコンパクトデジタルカメラ同様に半押しでピント合わせ、押しこむと撮影できる。
カメラは特に設定せずともオートでそれなりによく撮れ、発色もいい。特に横構図では専用シャッターボタンもあり、気軽にスナップを撮るのに向いていそうだ。
バンド18非対応、楽天モバイルには不向き?
SIMフリーということで、対応4Gネットワークも確認しよう。
FDD-LTE……Band 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28
TDD-LTE……38 / 39 / 40 / 41
NTTドコモだとBand 21以外、auがBand 11 / 18 / 42以外、ソフトバンクがBand 11 / 42以外に対応している。auはBand 18が主力バンドの一つなのでややつながりにくいかもしれない。
楽天モバイルは自社エリアのBand 3には対応しているが、auローミングで使われているBand 18には対応していないので、場所によっては利用が難しそうだ。Wi-FiはIEEE802.11ac(Wi-Fi 5)対応にとどまっている。