8コア16スレッドの威力を遺憾なく発揮! 各種ベンチマーク
N1585/AALは8コア16スレッド、1.8~4.2GHz動作のRyzen 7 Extreme Editionを搭載していますが、やはりCPUパフォーマンスが飛び抜けていますね。「CINEBENCH R20.060」のCPUは3430 pts、「CINEBENCH R15.0」のCPUは1506 cbを記録しました!
芹澤正芳氏の記事「一度使うとクセになる? 超便利な2画面ノートPC「ASUS ZenBook Duo UX481FL」レビューで、Core i7-10510Uを搭載する「ASUS ZenBook Duo UX481FL」がCINEBENCH R20.060で1570 ptsを記録しているので、N1585/AALは約2.18倍のスコアを叩き出したことになります。
さらに3Dグラフィックベンチマーク「3DMark」でも、ASUS ZenBook Duo UX481FLはTime Spyで1024、Fire Strikeで2802となりましたが、N1585/AALはTime Spyで1229、Fire Strikeで3256とわずかに上回るスコアを記録しました。
ASUS ZenBook Duo UX481FLは外部GPU「NVIDIA GeForce MX250」を搭載していますが、N1585/AALはRyzen 7 Extreme Editionの内蔵グラフィックスで勝利したのですから驚くべき結果です。
高負荷時の発熱はキーボード面(正確にはディスプレイ下部)で最大52.3度を記録しましたが(室温24.1度で測定)、これは排気口がひとつとなっているのが原因と思われます。ただ底面は最大42.5度と低めで、キーボード面も指が触れる場所ではないので問題はないでしょう。
TDP 15Wでも高性能、他モデルの搭載に期待
N1585/AAL最大の魅力は、やはり8コア16スレッドの「Ryzen 7 Extreme Edition」。もちろんすべてのアプリでマルチコアの恩恵を受けられるわけではありません。しかし、15WのTDPでこれだけのパフォーマンスを発揮できるのです。一昔前のデスクトップPCのパフォーマンスを薄形ノートPCに載せられるわけですから、隔世の感を禁じ得ません。
スタンダードノートPC枠で考えると店頭予想価格で税抜204,800円前後というのはちょっとお高めです。しかし、1台でクリエイティブワーク、ライトな3Dゲームなども含めたさまざまな用途をこなしたいという方に、もってこいの一台といえます。