VR観戦、まるで球場にいるのかのよう!(本当だった)

スタジアム観戦が大好きな自分のような野球ファンにとって、気になるであろうVRモードを体験してみます。今回のお目当てはこのVRモードでした。スタジアムに行きたい、グラウンドにいる選手の動き全体を見たい、スタジアムで応援したい、スタジアムでビールが飲みたい、という欲望を満たしてくれそうだったからです。ビールは自宅で用意すれば気分を味わえます。

VRモードでは、ホームベース後方、一塁ベンチ横、三塁ベンチ横、ライトスタンドという4つの視点から観戦できます。それぞれの映像は前面180度ほど広がりがあるので、スマホを動かすか指のスワイプで方向を変えられ、ボールを追いかける、選手の動きを見るなど自由な観戦が可能です。また、映像の中央上部にはテレビ中継と同じような映像がはめ込まれるので、球場+テレビのようなお得さあふれる観戦体験になります。

  • VRモードのホームベース裏カメラからの映像。上部中央には普通のテレビ中継映像が自動的にはめ込まれ、各種の情報を確認しやすくなっています
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

  • カメラ位置は4カ所。タップで自由に選択できます
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

  • 一塁ベンチ横からの映像。正面でもレフトの奥のほうまで見えますし、VRなので角度を変えればライト側やキャッチャーの後ろのほうも見渡せます
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

  • 三塁側ベンチ横映像。投手が右投げか左投げか、打者が右打ちか左打ちかで切り替えるのもいいですね
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

  • 無観客試合だけのスペシャル視点だったコカ・コーラシートからの映像。あれは本多コーチ! かなり近いですよこれ!
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

このリアリティはすごい!

そしてVRゴーグルを使えば、実際にスタジアムにいるかのように試合を観戦できるわけです。では、VRゴーグルで6月19日の開幕戦を見てた筆者の感想を、試合の開始から終了まで詰め込んでリアルにお届けします。

  • VRゴーグルを装着している様子。中央のテレビに映っている映像が目の前に!

試合序盤「うおおお!!! すっげ! スタジアムじゃん! いまスタジアムにいるじゃん!」

  • 目の前に広がる映像。ゴーグル装着モードから一度切り替えて撮影してという手間が結構大変です
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

試合中盤「うおおお……コカ・コーラシートやベンチ横映像だと選手が目の前に来るうううう! キャッチボールしてる東浜投手が目の前にいるうううう!! 首を振ればすぐそっちが見えるからホントにスタジアムううううう!!!!!!」

  • 東浜投手が目の前に!
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

試合終盤「ああ、同点になって10回裏……サヨナラだーーーー!!!!!!」

  • VRゴーグル内の映像はこうなっています。左右の映像をレンズでうまく組み合わせて、迫力あるものにしています
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

【動画】8回裏、柳田選手による先制得点シーン。上林選手がホームインした瞬間は、無観客でも気持ちは十分以上に盛り上がります
VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS
(音声が流れます。ご注意ください)

以上、お見苦しい点が多々ありましたが、本当にこんな感じだったのです。VRゴーグルによる映像の迫力の前に語彙力は喪失しました。スマホの向きを自分で変えたり画面をスワイプしたりするより、やはり首を振って映像を動かすのはリアル感が違います。

ホークス選手の応援歌を覚えていないので歌えませんでしたが、知っていたらきっと勝手に1人で歌っていたでしょう。試合中盤の「いざゆけ若鷹軍団」は歌いました。とにかくそれほどの「スタジアムにいる感」が味わえます。カメラの切り替えは視点操作なので、手を使うといった必要はありません。とても手軽。

  • イニングの合間、ペッパーくんとチアのお姉さんによる「いざゆけ若鷹軍団」タイム
    VR SQUARE (c)SoftBank HAWKS

ホームベース後方からのカメラ視点なら、バックネット裏から見ている感覚。一塁ベンチ横と三塁ベンチ横は、普段は見られない角度なこともあり、選手が目の前に来るといった映像に興奮です。コカ・コーラシートも同じく、キャッチボールをする投手や一塁の選手がとても近く、1万円以上の値段(変動制)になることもある席からの視界は最高でした。

観客が入ってライトスタンドからのカメラが解禁されれば、俯瞰でグラウンド全体が見えるうえ、外野席のお客さんたちと一緒に応援しているような気分が味わえそうです。こちらもFRと同様に言葉では伝わらないので、画像や映像で体験してみてください。

  • PayPayドームの座席案内ページ。内野の左右に張り出しているのがコカ・コーラシートです

注意点は、スマホのデータ通信量。高解像度の動画を3~4時間は見続けるので、データ通信量がとんでもないことになります。各キャリアのデータ通信量が大きいプランや、5Gの恩恵は受けられませんが自宅のWi-Fiを利用するとよいでしょう。また、ソフトバンクの通信プラン「メリハリプラン」なら、VR SQUARE、FR SQUARE、AR SQUAREの通信容量がカウントされずに見放題なので(一部の通信を除く)、おすすめです。