カードの読み取りが意外と難関
そして最大の難関だったのがStep7。「電子署名を付与する」をタップすると、パスワード入力画面が表示され、パスワードを入力。指示通りにマイナンバーカードの上にiPhoneを置き、「読み取り開始」をタップするのですが、カードの読み取りに何度も失敗してしまいました。
「よくある質問」を参照したところ、iPhone 11 Proの場合、「標準的な位置で読み取れない場合は、位置を変えてお試し下さい」とのことだったので、少しずつiPhoneの位置を移動して読み取り。マニュアルにあるようにカードの上から3cm、右から2cmを定規で測って読み取ってもみてもダメでした。十数回試した後、マニュアルに「1cm程度離す」と読み取りやすくなると赤字で書かれてあったので、iPhoneの本体を斜めにして、上部を下にしてマイナンバーカードにかざしたところ、ようやく読み取りに成功しました。
最初にマニュアルの読み取りのイラストを見たり、読み取りの指示に「iPhoneの上部をマイナンバーカードの中央に置き~」と書かれていたことで、マイナンバーカードとiPhoneを水平に置くのだと思い込んだことが失敗の原因。よくよく読むと、いずれにも「iPhoneの上部を」となっていたし、マニュアルにも赤字で「1cm程度離す」と書かれていたので、「上部を当てる」+「1cm程度離す」=「斜めにかざす」という発想に、すぐに至っていればもっとスムーズに読み取れたハズ。とはいえ、間違ってはいないけれど、もっとわかりやすいイラストや表現にできたような……。
ということで悪戦苦闘の末、「特別定額給付金」のオンライン申請が完了しました。この読み取り方はAndroidでは全く異なり、iPhoneでも機種によって異なるよう(マイナンバーカードのICチップを対応スマホのNFC機能で読み取る形なんですね)。筆者は手間取りましたが、すんなり読み取れる人の方が多いのかもしれません。
申請が完了したら、念のため、申請書の控えをメール送信しておくと安心です。マイナンバーカードを持っている人は、筆者の失敗談も参考に、早速、申請してみて下さい。